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2019年06月11日

追認バイアスとは何か?追認バイアスを回避する3つの方法を解説

心理学における「追認バイアス」という言葉をご存知でしょうか。追認バイアスにかかると、ビジネスや人間関係において不利益を生じる場合があります。追認バイアスとはなにか、その回避方法、またその他の心理的バイアスについて解説しています。

追認バイアスとは何か?追認バイアスを回避する3つの方法を解説

追認バイアスとは?

追認バイアスとは何か?追認バイアスを回避する3つの方法を解説
追認バイアスとは心理学の用語で、自分の都合のいい情報だけをあつめ、反対に自分に都合の悪い情報を排除する心理のことです。

被害妄想や宗教への過信などがこの追認バイアスにかかっている状態の例と言えます。「あの人がこう言ったから」「みんながこう言っているから」など、信憑性の薄い情報が絶対的に正しいと思い込んでしまいます。

追認バイアスの例

追認バイアスとは何か?追認バイアスを回避する3つの方法を解説
追認バイアスは、日常的なものからビジネス、投資のシーンまであらゆるところでかかってしまう可能性があります。

それぞれ、どのようなケースがありどのような影響があるのかを解説していきますので、自分自身が追認バイアスにかかってしまっていないかを考えてみてください。

ビジネスにおける追認バイアスの例

ビジネスシーンでの追認バイアスの例をご紹介します。

例えば、上司に「A社は印象が良いから、絶対に取引をした方が良い」と言われたとします。その言葉を受けてA社を訪問すると、A社は経営が傾いているような印象を受けました。しかし、営業し続けてしまいます。

初めに上司のような信頼のおける相手の言葉を信じきったことで、自分が受けた印象や、世間の声が入ってこなくなってしまったためこのようなことが起きてしまいます。

投資における追認バイアスの例

追認バイアスとは何か?追認バイアスを回避する3つの方法を解説
次は、投資の場面での追認バイアスの例についてです。

あなたはどこの株に投資するか迷っているとします。そんな時、株で成功しているAさんから「B社を買うべき」と言われ、B社の株に投資しました。その後、B社の株が急降下してしまいました。

しかし、あなたは投資において信頼のおけるAさんの言葉を信じきってしまい、B社は絶対に大丈夫と思い込み、損切りすることができなくなってしまいます。これが追認バイアスです。

日常における追認バイアスの例

追認バイアスとは何か?追認バイアスを回避する3つの方法を解説
最後に、日常での追認バイアスの例をお話します。追認バイアスは日常の至る所にあるため、紹介するのはほんの一部です。

例えば、住むなら絶対に日本が一番良いと思っている人は多いのではないでしょうか。しかし、世界中に住んでみた人でそう思っている人はとても少ないです。これは典型的な例です。

また、有名な学者が「○○県には絶対に地震が来ない」と言ったのを信じてその県に移住し何の対策もしない、といった例もあります。

追認バイアスを知るためのその他のバイアス

追認バイアスとは何か?追認バイアスを回避する3つの方法を解説
追認バイアスにかかることはとても危険で、冷静な判断ができなくなってしまいます。関連する心の動きや類似したバイアスを知ることで、追認バイアスがどのようなものなのか見えてくることがあります。それぞれ紹介していきます。

一貫性バイアス

一貫性バイアスとは、他者に対して働く観察者バイアスの一種です。

例えば、小学生の時に両思いだった子が大人になった今でも自分のことを好きでいてくれていると思い込んだり、以前上昇していた株が下がっても、必ずまた上がると信じ込んだりすることが一貫性バイアスです。

つまり、他者が昔のまま変わらないと思い込むことや、以前の自分の行動を正当化するために良かった時の事を忘れられないことを一貫性バイアスと言います。

自己中心性バイアス

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自己中心性バイアスとは、いわゆる「ジコチュー」な人がかかっているバイアスです。

例えば、ある夫婦に家庭内の家事分担について質問したところ、お互いに相手の分担を少なく見積もっていました。つまり、両者とも自分の方が家事を頑張っているという意識があったということです。

自己中心性バイアスは、楽観的で困難に当たった時のことを思い描けない人や、自信過剰で根拠のない自信を持っている人がかかります。

感情バイアス

感情バイアスとは、感情的な要因によって認知、意思決定のゆがみが生じてしまう事です。

例えば、相反する二つの事象があったとき、自分にとって心地よい肯定的な感情をもたらす結果の方だけを信じてしまい、精神的に苦痛を与えるような結果を見ないようにしてしまう動きです。

感情バイアスは、自己中心的な考えをもっていることや、対人関係の影響によってかかります。

後知恵バイアス

後知恵バイアスとは、何かが起こったときに「そうだと思った」と、自分が予言者であるような言動や振る舞いをする心理的傾向のことです。

例えば、同僚が仕事でミスをしたとします。このとき、「やっぱりあの人はいつかトラブルを起こすと思っていた」など、さもミスを予測していたかのようなことを言う人は後知恵バイアスにかかっています。

このような後知恵バイアスからくる結果論的思考は、不当な評価に繋がりやすくなります。

根本的な帰属の誤り

根本的な帰属の誤りとは、自分のミスは状況のせいにするのに、他人のミスはその人自身に問題があったせいだとするバイアスです。

例えば、あなたが作った書類に数字のミスがあったとします。この場合、「仕事が立て続いていた」「パソコンの調子が悪かった」など、状況に理由があると考えるでしょう。

しかし、同じミスを同僚がした場合、「あの人は注意不足なところがあるから」など、その人の性格の問題だと認識してしまいます。

正常性バイアス

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正常性バイアスとは、予期しない事態に遭遇したときに「ありえない」というバイアスがかかることで正常の範囲内だと思い込んでしまう事です。

大震災や火山の噴火など、予期しない大災害に見舞われた際、現実と思えず呆然としたり、「自分は大丈夫だろう」と思い込んだりすることで、避難が遅れ被害にあってしまった例があります。

これは正常性バイアスが強く働きすぎてしまったためで、日頃から非常時を想定しておく事が大切です。

アンカリング

追認バイアスとは何か?追認バイアスを回避する3つの方法を解説
アンカリングとは、最初に提示された条件や数字が基準となり、その後の判断が無意識に左右される効果の事です。

例えば、1万円の商品を半額で売るとします。このとき、売り場に「半額で販売中」と書くよりも「半額の5,000円で販売中」と書いた方が、買い手はお得と感じます。

アンカーとは船の碇を意味し、特定の情報をアンカーにする手法で、マーケティングや営業、コピーライティングでとてもよく使われている効果です。

保守性

保守性とは、ある見解や予測に捕われてしまう事を言います。一度分析結果を出すと、その後入ってくる新たな情報に目を向けられなくなってしまい、初めの見解に捕われ続けてしまいます。

保守性は、分析に時間をかければかけるほど陥りやすくなるバイアスです。苦労して出した結果を覆す情報を見たくなくなってしまうからです。今自分が保守性バイアスにかかっていないかを常に客観視しておくことが重要です。

バンドワゴン効果

追認バイアスとは何か?追認バイアスを回避する3つの方法を解説
バンドワゴン効果とは、大勢の人が支持している場合、その製品や事柄への支持がどんどんあがっていくことを言います。

日本人は、他人と違う事をとても恐れる傾向にあり、このバンドワゴン効果に陥る人が多いです。みんなが買っているものを買う、流行のドラマを観るなど、大勢と同じ事をすることで安心する心理です。

バンドワゴンとは行列の先頭の楽隊車のことで、バンドワゴンに乗るという事は時流に乗ると言う意味で使われます。

内集団バイアス

追認バイアスとは何か?追認バイアスを回避する3つの方法を解説
内集団バイアスとは、自分が構成員として所属している集団は優れていると思い込むバイアスです。例えば、同性をひいきしたり、自分の会社は優れていると思い込んだりすることです。

内集団と外集団を、同じ観点から平等に評価し優劣をつけるのではなく、内集団の長所と外集団の短所を比べてしまい、ひいきが生じます。

集団の結束や、構成員の利益に繋がる反面、行き過ぎると外集団との摩擦や、内集団の中での衝突に繋がります。

ハロー効果

追認バイアスとは何か?追認バイアスを回避する3つの方法を解説
ハロー効果とは、ある対象を評価する際に対象の目立つ特徴に引っ張られ、その他の部分についても歪んだ評価をしてしまう事です。

ハローとは、キリスト像などの頭上に描かれる後輪のことで、その人自身ではなく他の目立つ特徴に目がいってしまうということを示しています。

良い面を見て仕事のできる人と判断される場合もあれば、挨拶や服装など仕事に関係ない部分ができていないことで仕事の評価も落ちてしまうという事もあります。

ダニング・クルーガー効果

ダニング・クルーガー効果とは、能力の低い人ほど自分の容姿や行動、能力などについて実際よりも高い評価をしてしまう認知バイアスのことです。

これは、人間が自分自身の不適格性を客観視することができないことから生じます。能力が低い人は、自分の能力不足について理解ができなかったり、他者の能力を正確に測ることができなかったりするため、このようなバイアスが生じます。

追認バイアスを回避する3つの方法

追認バイアスとは何か?追認バイアスを回避する3つの方法を解説
追認バイアスにかかってしまうと、冷静な判断ができなくなります。このことにより、物事の実像が見えなくなってしまったり、ビジネスの機会やチャンスを失ったりすることにつながりかねません。

自分が追認バイアスにかかっていないかを常に意識し、自分を客観視して追認バイアスを回避するべきです。ここからは、追認バイアスの回避方法について紹介していきます。

追認バイアスを回避する方法1:常に疑う姿勢を持つ

追認バイアスとは、根拠のはっきりしないものを信じ込んでしまうことでかかってしまいます。これを回避するために、常に疑う姿勢を持ちましょう。

もちろん、ビジネスパートナーや友人、家族などとの信頼関係は非常に重要です。しかし、「この人が言ったことは常に必ず正しい」などの思い込みは危険です。

追認バイアスにかかる大きな要因になりかねませんので、根拠のない言動などは鵜呑みにせず、一度疑ってみることが大切です。

追認バイアスを回避する方法2:客観的で冷静な判断を心掛ける

先程も述べたとおり、追認バイアスは根拠の無いものを信じ込むことで起きます。追認バイアスを回避するためには、常に客観的で冷静な判断をする必要があります。

例えば、一人の意見だけを聞いて重要な決断を下すのではなく、他の多くの人の意見を聞いたり数字データを合わせて調べたりしましょう。

また、お酒の席や場が盛り上がっているとき、その場で判断を下すのは危険です。冷静な判断ができる状況で判断するようにしましょう。

追認バイアスを回避する方法3:自分で調べる癖をつける

追認バイアスを回避するために、他人からの意見だけで判断することはやめるべきです。信頼できる相手に意見を求めることは大切ですが、必ず自分で裏取りするようにしましょう。

合わせて、自分で根拠を調べる時は保守性バイアスにかからないように注意しましょう。自分の信じたいものや初めに聞いた意見に対しポジティブな情報だけを集めるのではなく、客観的データから確証の持てる情報を集めることが大切です。

追認バイアスを回避することの重要さ

追認バイアスにかかることの危険性や追認バイアスの回避方法について解説しました。追認バイアスにかかると、冷静な判断を下せなくなりビジネス、人間関係など色々な場面で不利益が生じる可能性があります。

追認バイアスを初めとした心理的バイアスは、日常的に潜んでいます。常に自分を客観視する癖を付け、冷静で公正な判断を下せるようにしましょう。

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