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2019年09月11日

企業内会計士のメリット・デメリット3つ|企業内会計士のキャリアパス4選

企業内会計士への転職を希望している人に向け、企業内会計士という職業の概要、企業内における役割や業務内容、また、企業内会計士として働くことのメリット、デメリットや転職後のキャリアパスについてわかりやすくまとめ、説明した記事です。

企業内会計士のメリット・デメリット3つ|企業内会計士のキャリアパス4選

企業内会計士とは

企業内会計士のメリット・デメリット3つ|企業内会計士のキャリアパス4選
その名のとおり、企業や官庁内で働く会計士です。

難関試験を突破したあと、2年以上実務を経験、修了考査に合格して国家資格を認められた日本公認会計士協会の会員、及び準会員のうち、一般事業者や自治体、公益法人に雇用される会計士を、企業内会計士、組織内会計士と呼びます。

従来、公認会計士と言えば、大手監査法人で監査業務に従事するのが一般的でしたが、企業内会計士は、企業に雇用され、企業業務に従事します。

企業内会計士の役割

企業内会計士のメリット・デメリット3つ|企業内会計士のキャリアパス4選
会計のスペシャリストとして財務・税務部門の業務を担当します。

経理・経営上の問題の発見や改善を提案する社内コンサルティングの役割を担います。

会計監査、内部統制監査の経験を活かし、M&Aや新規投資に伴う財務デューデリジェンス(相手側の資産、経営状況などを前もって調査すること)、上場準備に携わるなど、企業が属する業界や産業に合わせ、将来的な状況も含めたリスク管理を行ないます。

企業内会計士の業務内容

企業・自治体内での財務・税務業務に従事します。

決算業務や予算編成、財務分析、FAS(財務に関する助言)とともに、銀行・主幹証券会社・監査法人等への折衝が業務となります。

また、ある程度の規模の一般事業会社では公認会計士がCFO(最高財務責任者)として活躍しているケースもあり、自社の財務状況の把握・分析を行い、財務戦略を立案し、経営戦略にフィードバックするなどの業務を行います。

企業内会計士のメリット3つ

企業内会計士のメリット・デメリット3つ|企業内会計士のキャリアパス4選
企業内会計士として働くメリットをまとめてみました。

ここまで読んできて企業内会計士の役割や業務内容についてはご理解いただけたでしょうか。では、実際に企業に雇用され、企業内会計士として働くことに、どんなメリットがあるのか3点あげて説明します。

企業内会計士のメリット1:キャリアを積める

企業内会計士のメリット・デメリット3つ|企業内会計士のキャリアパス4選
さまざまな場でキャリアを積むことができます。

企業で働くといっても、その働き方はまさに多種多様と言えるでしょう。企業内の決算や税務、経理にかかわる部署だけでなく、経営企画や内部監査、企業によっては人事や労務など管理業務全般の部署で働くこともあります。

数多くの現場で知識と経験を蓄え、やりがいと自信を感じながら、幅広く豊富なキャリアを積むことができるのは大きな魅力です。

企業内会計士のメリット2:即戦力で需要がある

近年、企業での会計士の需要が高まっています。

2020年の東京オリンピック特需によって景気の回復が見込まれるため、株式上場や海外進出を展開する企業が増加している昨今、経理財務職のプロフェッショナルである会計士が必要とされています。

すでに監査法人で実務経験がある場合、即戦力として活躍できるでしょう。実務経験がなくとも難関試験を突破したポテンシャルのある人材として需要は高いです。

企業内会計士のメリット3:別の分野の知識を習得できる

企業ならではの知識と経験を得ることができます。

ある意味、専門職である監査法人という業界の外に出て、会計、監査だけでなく、あらゆる分野の知識と経験、またそれぞれの現場に携わる人たちの意見や現状に対しての知見を得ることができるのは、今後自身のキャリアプランを考える上で大きなプラスとなります。

今後、独立を考えるのならば、人脈作りに最適な環境でもあります。

企業内会計士のデメリット3つ

企業内会計士のメリット・デメリット3つ|企業内会計士のキャリアパス4選
企業内会計士として働くことのデメリットをまとめてみました。

あらゆる職種がそうであるように、企業内会計士として働くことにはメリットだけではなく、デメリットもあります。会社の状況や今後、景気が変動するときのことも考えていかなければなりません。企業内会計士として働くデメリットについて3点あげて説明します。

企業内会計士のデメリット1:スキルの低下

企業内会計士のメリット・デメリット3つ|企業内会計士のキャリアパス4選
業界の最新の情報をキャッチアップしにくくなります。

監査法人という会計・監査の最先端の現場から離れてしまうことによって、最新の会計基準や業界動向の情報を入手することが難しくなります。

監査法人内の研修で取得できる会計士資格継続のための単位を、有料のEラーニングで取得しなければならなかったり、スキルや知識の維持とブラッシュアップのために、意識的に社外の研修や学習会に参加する必要があります。

企業内会計士のデメリット2:ポジションの確保

会社内でのポジションが必ず保証されているわけではありません。

そのときの社内状況やジョブ・ローテーションによる異動の可能性はあり、異動先の部署が自分の希望や知識、業務経験とマッチしないこともあります。ほかの職種と同じく、転職時に人事担当者ときちんと話し合っておくことが大切です。

場合によっては、何事も経験、と腹を括る覚悟も必要でしょう。

企業内会計士のデメリット3:給料水準が一定

基本的には一般のサラリーマンと同じ給与水準です。

新卒入社に見合う年次相当の給与が支給されます。監査法人であれば雇用側が負担してくれる公認会計士登録料を企業が負担したり、資格手当が支給されたりする、ということはほとんどありません。

特に、相対的に基本給が高く、残業時間や残業手当が多い監査法人勤務経験者にとっては、以前より給与が下がった、というケースがしばしばあります。

企業内会計士のキャリアパス4選

企業内会計士のメリット・デメリット3つ|企業内会計士のキャリアパス4選
企業内会計士のキャリアパスについてまとめてみました。

企業内会計士として働き、知識や経験を得て、ずっと同じ会社で働き続けるのか、それともさらなるキャリアアップを目指すのか、たくさんの選択肢があります。キャリアだけでなく人生設計のことも考えるのであればどんな道があるのでしょうか。

今回は以下のキャリアパス4選をご紹介します。

企業内会計士のキャリアパス1:コンサルティングファーム

収入が高く、その分、選考基準も高いキャリアパスです。

戦略系コンサルか会計コンサルかで業務の違いはありますが、企業内会計士だけでなく経営戦略や企業経営に興味があるビジネスパーソンからも人気が高いキャリアパスです。

「監査=過去の結果の評価」から「コンサルティング=ゼロから造りあげる指針」の転換に魅力を感じる人は多く、収入も高いので当然、選考基準も高くなります。

企業内会計士のキャリアパス2:一般企業

ライフ・ワーク・バランスのとりやすいキャリアパスです。

企業の形態や規模にもよりますが、各種手当など手厚い福利厚生や、柔軟な出退社の時間設定など労働時間の短縮が期待できます。仕事以外の時間、プライベートを充実させることが可能となります。

今後のキャリアプランだけでなく、自身や家族の状況と将来的な生活設計を考えた上で、一般企業での就業を選択する人は多くいます。

企業内会計士のキャリアパス3:税理士事務所

ゼネラリストを目指せるキャリアパスです。

公認会計士資格の試験科目内には税理もあるので、公認会計士は別途試験を受ける必要なく、税理士登録を行なうことができます。経理・財務の専門知識に、税務の現場での実務経験が加われば、企業の数字的側面に関してはオールラウンドプレイヤー、ゼネラリストです。

キャリアアップ転職や独立、今後のキャリアプランに大きく利点があります。

企業内会計士のキャリアパス4:独立開業

やはりコンスタントに人気の高いキャリアパスです。

あらゆる現場で磨き上げてきた知識と経験と勘を活かし、自分で舵取りをしたい、会社を造り上げ、育ててみたい、というのは、やはり多くの人が思うことです。

一般的に独立の成否は景気によって左右される、とも言いますが、成功すれば、収入アップだけでなく、請け負う業務内容や働き方について自分自身の裁量で決定でき、ますますやりがいを感じられるでしょう。

企業内会計士について知ろう

企業内会計士のメリット・デメリット3つ|企業内会計士のキャリアパス4選
企業内会計士という仕事についてまとめてみました。

企業内会計士の増加は、公認会計士試験制度の変革や、リーマンショック後に監査法人が採用枠を圧縮したことによると言われていますが、社会全体における「働き方改革」の影響もあるでしょう。

働き方や働くフィールド、仕事内容に選択の幅が広がっている現状で、今後のキャリアアップも視野に入れて、企業内会計士、という職業を検討されてみてはいかがでしょうか。

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