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「よろしかったでしょうか」は間違い?・ビジネスで使える表現

初回公開日:2017年12月13日

更新日:2017年12月13日

記載されている内容は2017年12月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「よろしかったでしょうか」という言葉は、生活していると何気なく耳にします。実は間違った使い方をしてしまっている人も多いのです。ここでは、「よろしかったでしょうか」の間違った使い方と、ビジネスシーンでも使える正しい使い方・言い換え方を紹介します。

「よろしかったでしょうか」は間違い?・ビジネスで使える表現

「よろしかったでしょうか」は間違い?

近年よく耳にする「よろしかったでしょうか」という言葉は、丁寧な表現に聞こえますが、基本的には間違った日本語と言えます。

「よろしかった」というのは過去形であり、過去の状態を表す言葉なので、現在や直前の状態を表す場合には不適切な使い方です。

これを疑問文にした「よろしかったでしょうか」も同様で、飲食店などで注文時に従業員が客に「ご注文は以上でよろしかったでしょうか」と使っている場面をよく見受けられますが、この「よろしかったでしょうか」は直前の注文について話しているので不適切な使い方とされます。

また、それほど過去のことでもないのに「よろしかったでしょうか」と聞かれることで意見を押し付けられたように感じ、不快になる人もいるので注意が必要です。

「よろしかったでしょうか」は方言からきた!?

あるアンケートで「よろしかったでしょうかという言葉を聞いたことがあるか」という質問に「ある」と答えた人の割合が多かったことから、「よろしかったでしょうか」は北海道・愛知県の方言からきた可能性が高いのではないかと推測されています。

北海道

北海道では丁寧な言い回しとして標準語を過去形にして表現することがあります。「おはようございます」を「おはようございました」や「こんばんは」を「お晩でした」などと言うことや、電話の際には「もしもし、○○(自分の名前)でした。」と過去形で対応することなどから「よろしかったでしょうか」は北海道の方言から来たものではないか推測されています。

名古屋

名古屋では、現在形よりも完了形で示すことによって、より丁寧な表現とされることがあります。「よろしかったでしょうか」に関しては、現在の状態を確認する「よろしいでしょうか」よりも「よろしかったでしょうか」と表現することによって、こちらにお伺いする前から現在に至って配慮をし続けている、との意味合いを表しているとされています。

「よろしかったでしょうか」は英語からきたという説も

英語では「Do you~」などの疑問文を「Can」の過去形を使った「Could you~」や「will」の過去形を使った「Woulld you~」にした方が丁寧とされています。この「過去形を使ったほうが丁寧になる」という考え方を、翻訳の際などに日本語にも当てはめたのが「よかったでしょうか」の起源ではないかという説も唱えられています。

「よろしかったでしょうか」は間違いではないとする意見も

そもそも敬語とは「相手の立場や地位に対して敬意を表す言語表現」であり、上記でもあるように「よろしかったでしょうか」は相手を丁寧に扱ったことが語源である、と推測されていることから一概に間違った敬語とは言い切れないとする意見もあります。

敬語に詳しい人の意見では

以下のような敬語に関する意見もあります。

 敬語に詳しい同志社女子大学の森山由紀子教授によると「以上でよろしいでしょうか」が相手の判断を確認する表現なのに対して、「よろしかったでしょうか」は「(あなたの判断はもう聞いたはずだが)私の認識はこれで間違いないか」と自分側の事柄を確認する表現で、この表現の背景には相手への配慮がある。「よろしかったでしょうか」を「よろしいでしょうか」の誤りと断じることはできず、相手に直接YES・NOを迫るのを避けるという意味で「聞き手への気配りによって生じた表現」なのだという。

出典: https://style.nikkei.com/article/DGXMZO82543200Z20C15A100... |

「よろしかったでしょうか」の場合は(仮に造語であるとしても)和らげを持たせようとする配慮が働いていると考えることもできます。これは共通語としては馴染まない表現ですが、方言も視野に入れた場合、日本語としてまったく文法的でないと断言するのもためらわれます。

出典: https://www.alc.co.jp/jpn/article/faq/05/100.html |

「よろしかったでしょうか」の間違った使い方とは?どのような場所で使われているの?

「よろしかったでしょうか」は、バイト敬語やマニュアル敬語とも呼ばれており、従業員にアルバイトが多く雇用されている、チェーン店などで使われることが多く見受けられます。またチェーン店では、接客がマニュアル化されていることが多く、その中に「よろしかったでしょうか」が含まれていることで、従業員が違和感を感じることなく使用してしまっているのも事実です。

では、間違った敬語である「よろしかったでしょうか」はどのようにして使われているのでしょうか。その一部を紹介します。

コンビニ

・お箸は二膳でよろしかったでしょうか
・払込用紙は一枚でよろしかったでしょうか
・温かいものは袋を別にしてもよろしかったでしょうか

ファミレス

・ただいま全席禁煙ですがよろしかったでしょうか
・お子様用のいすは一つでよろしかったでしょうか
・ご注文は以上でよろしかったでしょうか
・こちらのお皿はお下げしてよろしかったでしょうか

マクドナルド

・店内でお召し上がりでよろしかったでしょうか
・ハンバーガーはセットでよろしかったでしょうか
・サイドのメニューはポテトでよろしかったでしょうか

洋服屋などの接客

・Mサイズでよろしかったでしょうか
・3点のお買い上げでよろしかったでしょうか
・ご試着でよろしかったでしょうか

スーパーなどのレジ

・お支払いはカードでよろしかったでしょうか
・カードのお支払い方法ははご一括でよろしかったでしょうか
・袋にお入れしてもよろしかったでしょうか
こうして見てみると、我々の日常生活のたくさんの場面で「よろしかったでしょうか」が使われていることが解ります。また、「お箸はよろしかったでしょうか」といったように「よろしかったでしょうか」を「必要ですか」という意味で使う場面も多々見受けられますが、こちらも間違った使い方です。

最近では、「よろしかったでしょうか」が嫌いな会話第一位に選ばれ、注目されていることや、実際に不快に感じる客がいることからも「よろしかったでしょうか」を使わないよう、改めて従業員に指導するようになった店舗が増えてきています。

ちなみに、日本マクドナルドでは「確認に重きをおいた表現だろう」とマニュアルには存在しないが黙認するとしています。

「よろしかったでしょうか」のビジネスシーンでの正しい言い換え方とは

社会人、とくにビジネスシーンであれば、なおさら先方に失礼のないよう敬語には気をつけなければなりません。しかし、慣れていない敬語をビジネスシーンで使いこなすのは、なかなか難しいのも事実です。

そこで、正しい敬語の使い方を事前に把握しておくことが大事だと言えるでしょう。では、「よろしかったでしょうか」をビジネスシーンで正しく言い換えるには、どのような言葉を使えばいいのでしょうか。

間違いないでしょうか

自分の解釈はこれで合っているか、という確認をする場合は「~で間違いないでしょうか」と聞くことができます。

例:「ご注文は以上でよろしかったでしょうか」→「ご注文は以上で間違いないでしょうか」

また、「お間違いないでしょうか」という言葉もよく耳にしますが、実はこちらも敬語としては間違った使い方と言えます。「間違いないでしょうか」に「お」をつけて「お間違いないでしょうか」にすることで「あなたの言っているこは間違っているのではないか」という相手を指摘するような意味の確認になり、失礼な日本語になってしまうので注意が必要です。

よろしいでしょうか

現在や直前のことを確認する場合は「よろしいでしょうか」を使うと自然な敬語で確認することができます。

例:「ご注文は以上でよろしかったでしょうか」→「ご注文は以上でよろしいでしょうか」

また、ビジネスシーンでは「恐れ入りますが~」などと冒頭にワンクッションをつけることでより丁寧にすることができます。

事前に聞いたことを確認する場合は「よろしかったでしょうか」で問題ない

「よろしかった」は過去形なので過去のことや、事前に聞いていたことを確認する場合に「よろしかったでしょうか」を使うのが正しいです。

例えば、上司に事前に決まっている会議の日程を再確認する場合では「次の会議ですが、日程は○月○日でよろしかったでしょか」と使うことができます。

この場合「次の会議ですが、日程は○月○日でよろしいでしょうか」というように「よろしいでしょうか」を使うと、まるで会議の日程を提案するような会話になってしまいます。それによって「事前に話したことを忘れているのか」と不信感を与えてしまうこともあるので注意が必要です。

正しいシーンで使い分けることが大事

間違った使い方で浸透してしまった「よろしかったでしょうか」ですが、相手を敬い丁寧に扱うことで使われるようになった言葉だったという事がわかりました。

正しい日本語を覚える事はもちろん大切ですが、マニュアルや定型文としてだけでなく、敬語本来の意味である「相手を敬う気持ち」というものも考えながら敬語を使ってみるのも大切なことだと言えます。

また、「よろしかったでしょうか」のように違和感を感じてしまう言葉でも、きちんとシーンを選べば正しい日本語として使うことができます。普段から何気なく使っている言葉の意味を、改めて意識してみるのもいいのではないでしょうか。

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