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2019年06月21日

テクニカルエンジニアとは?試験の概要とスキルを生かす職種例4つ

テクニカルエンジニアとはITシステムのスペシャリストです。また以前は試験の名前でもありましたが、現在ではどのように変化したかを詳しくまとめてみました。また受験者数や合格者数に合格率、出題範囲に加えて、5つの仕事例もご紹介していきます。

テクニカルエンジニアとは?試験の概要とスキルを生かす職種例4つ

テクニカルエンジニアとは

テクニカルエンジニアとは?試験の概要とスキルを生かす職種例4つ
テクニカルエンジニアとは、情報処理技術のスペシャリストです。平成20年度秋期までネットワーク、データベース、システム管理、エンベデッドシステム、情報セキュリティの5分野それぞれの試験名称でもありましたが、現在では全て改称されています。

5種のいずれも国家試験であり、情報処理技術者試験制度のスキルレベルが最上位の4に設定されています。国内最難関であり、上級のシステムエンジニアが挑む試験です。

情報セキュリティのエキスパート

テクニカルエンジニアとは?試験の概要とスキルを生かす職種例4つ
中でも情報セキュリティ分野は、情報処理推進機構(IPA)が旬と謳っています。

なぜならデジタル技術が進歩し続ける現代において、セキュリティの重要性は加速度的に高まっていくからです。役割は多岐に渡り、情報システムの脆弱性分析から、セキュリティ機能の企画開発、パッチの適用作業などの支援が挙げられます。

テクニカルエンジニアの英語表記

テクニカルエンジニアとは?試験の概要とスキルを生かす職種例4つ
テクニカルエンジニアを直訳すればTechnical engineerですが、以前の公式英語表記にTechnicalという単語は使われておりません。一例ですが、テクニカルエンジニア(ネットワーク)試験というのに対し、Network Systems Engineer Examinationと表記していました。

ですが現在ではネットワークスペシャリスト試験に改称され、英語表記もNetwork Specialist Examinationとなっています。

情報処理安全確保支援士

テクニカルエンジニアとは?試験の概要とスキルを生かす職種例4つ
情報処理安全確保支援士とは、平成29年度から創設された情報セキュリティスペシャリストの後継資格です。登録制度を持つため、情報処理技術者試験制度からは独立している国家資格となります。ですが最上位のスキルレベル4が設定されていることは変わらず、依然として取得するのが難しい資格でしょう。

ですがその業務や役割、期待される技術水準は変わらず、必要とされる対象者像がサイバーセキュリティに特化した人材となっています。

テクニカルエンジニア試験の概要

テクニカルエンジニアとは?試験の概要とスキルを生かす職種例4つ
テクニカルエンジニア試験を含む情報処理技術者試験とは、技術者の知識や技能を、経済産業省が一定の水準であると認めるための国家試験です。技術者から利用者まで、ITに対する全関係者が利用できる試験として実施されています。

1:国家試験の目的

テクニカルエンジニアとは?試験の概要とスキルを生かす職種例4つ
情報処理技術者試験の目的は、情報処理技術者の技術向上を助けることです。また学校や職業、企業教育の教育水準を保つことです。さらに情報処理技術者の社会的価値を示すことで、その社会的地位を確立させることも含まれています。

2:受験者数と合格率

テクニカルエンジニアとは?試験の概要とスキルを生かす職種例4つ
以下に掲載しているのが、平成30年度の実績をまとめた表になります。受験者数が3,000名から30,000名と幅がある一方で、その合格率はいずれも20%を下回っている厳しい結果です。

5種全ての受験者数は61,250名ですが、平均しても合格率は16.3%、合格者数は10,001名となります。この結果から、どれだけテクニカルエンジニアになるのが難しいか理解できるのではないでしょうか。
試験名受験者数合格率合格者数
ネットワークスペシャリスト12,322名15.4%1,893名
データベーススペシャリスト11,116名13.9%1,548名
エンベデッドシステムスペシャリスト3,461名17.8%616名
ITサービスマネージャ3,715名14.3%530名
情報処理安全確保支援士30,636名17.7%5,414名

3:出題範囲

テクニカルエンジニアとは?試験の概要とスキルを生かす職種例4つ
旧テクニカルエンジニア試験を含む高度情報処理技術者試験(高度試験)では、テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系の分野から問題が出題されます。

まず高度試験では午前ⅠとⅡ、午後もⅠとⅡの計4回にわたって試験が行われます。午前Ⅰ試験は上記の三系統全てから出題されます。午前Ⅱ試験は各試験によって一定の分野に絞られますが、試験問題の難度はより高度なものになります。

また午後試験ともなると、取得を目指す資格のありとあらゆる問題が出題される可能性があります。

セキュリティ

セキュリティに関連する分類は5つあります。情報処理推進機構(IPA)の公表している出題範囲(シラバス)によりますと、情報セキュリティ、情報セキュリティ管理、セキュリティ技能評価、情報セキュリティ対策、セキュリティ実装技術があります。

ですがその中にもさらに細かい項目が複数あり、これだけでも習得するのは一苦労でしょう。

ネットワーク

ネットワークに関連する分類も5つです。ネットワーク方式、データ通信と制御、通信プロトコル、ネットワーク管理、ネットワーク応用があります。セキュリティと同じく多くの項目が存在し、有線LAN、伝送制御、CORBA、SNMPなどが含まれています。

プログラミング言語

プログラミングに関する分類も5つです。データ構造、アルゴリズム、プログラミング、プログラム言語、その他の言語があります。セキュリティやネットワークと同じで、スタックとキュー、流れ図、アルゴリズム設計、データ型など、多くの項目が含まれています。

上記3つやその他の詳細につきましては、以下に掲載するリンクからご覧ください。応用情報技術者試験(レベル3)なのは、高度試験の午前試験と同じ範囲のためです。

4:得られる資格

テクニカルエンジニアとは?試験の概要とスキルを生かす職種例4つ
旧テクニカルエンジニア試験で得られる資格は、ネットワークスペシャリスト、データベーススペシャリスト、エンベデッドシステムスペシャリスト、ITサービスマネージャになります。

なお情報処理安全確保支援士に関しましては登録制度を持つため、合格した際には登録資格を得られます。それから年に2回の登録日に申請書類を提出し、晴れて登録セキスペになることができます。

5:試験の変遷

テクニカルエンジニアとは?試験の概要とスキルを生かす職種例4つ
平成20年度秋期までは、5種類の試験全てがテクニカルエンジニアという名称でした。ですが改称以降はシステム管理がITサービスマネージャとなります。それ以外はスペシャリストの単語が付与され、データベーススペシャリスト、ネットワークスペシャリスト、エンベデッドシステムスペシャリスト、情報セキュリティスペシャリストになっています。

ですが、情報セキュリティスペシャリストは平成29年度に廃止されました。

6:廃止後の後継試験

テクニカルエンジニアとは?試験の概要とスキルを生かす職種例4つ
平成29年度には情報セキュリティスペシャリスト試験が廃止され、情報処理安全確保支援士試験が創設されました。情報処理技術者試験には含まれませんが、試験自体は情報処理推進機構(IPA)で実施されます。また有資格者の登録簿管理などもIPAの所管となります。

英語名はRegistered Information Security Specialist(略称:RISS)で、通称名は登録情報セキュリティスペシャリスト(略称:登録セキスペ)です。

7:合格者の資格はどうなったのか

テクニカルエンジニアとは?試験の概要とスキルを生かす職種例4つ
旧テクニカルエンジニア有資格者であっても経過措置が取られ、制度開始から2年間の間は情報処理安全確保支援士試験に合格したものとされていました。2018年10月20日までの間、登録することも可能でした。

次にテクニカルエンジニア(情報セキュリティ)と情報セキュリティスペシャリストの有資格者のうち、審査を通過した人が国家資格保有者となりました。結果的に2018年10月1日の段階で、登録セキスペは17,000名を超過したとされています。

テクニカルエンジニアのスキルを生かす仕事例5つ

テクニカルエンジニアとは?試験の概要とスキルを生かす職種例4つ
テクニカルエンジニアのスキルは多岐に渡り、多くの仕事に活かすことができます。情報処理安全確保支援士以外の旧テクニカルエンジニア資格とスキルでは、多様な仕事に活かすことができます。

以下に5つの例として、業務システムの運用管理、情報システム基盤の構築、データベースの設計と管理、エンベデッドシステムの設計開発担当者、ネットワークシステムの構築と運用をご紹介していきます。

1:業務システムの運用管理

業務システムの運用管理は、ITサービスマネージャの資格を取得した方にオススメです。

ITサービスマネージャの有資格者は、情報システム全体の安定稼働確保や、品質管理を行うことに長けています。ITサービスやアプリケーション、その他各プロセスなどの運用管理やマネジメントにも向いているでしょう。

2:情報システム基盤の構築

情報システム基盤の構築は、システムアーキテクトやデータベーススペシャリスト、ネットワークスペシャリストの資格を取得した方にオススメです。

システムアーキテクトもまた高度情報技術者試験の一つで、難関と言われる内の一つです。
上記三つの有資格者は、情報システムの設計や開発に長けています。また現行のあらゆる汎用的なシステムに対する理解も深く、多くの要件を勘案しながら開発計画を進めていくことができるでしょう。

3:データベースの設計及び管理

データベースの設計や監理は、データベーススペシャリストの資格を取得した方にオススメです。

データベーススペシャリストの有資格者は、データ資源やデータベースの企画開発、運用保守などに長けています。また利用者やシステムの要求を理解、分析することができ、正確なデータモデルを作成することもできるでしょう。

4:エンベデッドシステムの設計開発担当者

エンベデッドシステムの設計開発担当者は、エンベデッドシステムスペシャリストの資格を取得した方にオススメです。

エンベデッドシステムスペシャリストの有資格者は、組み込みシステムの全般的な工程を実施することが可能です。また求められる性能などの要件を、ハードウェアとソフトウェアに仕分けることもでき、最適な組み込みシステムの実現を果たせるでしょう。

5:ネットワークシステムの構築及び運用

ネットワークシステムの構築や運用は、ネットワークスペシャリストの資格を取得した方にオススメです。

ネットワークスペシャリストの有資格者は、情報システムの基盤となっているネットワークの資源の管理や、ネットワークシステムの企画開発、運用保守に長けています。またモデリングなどの設計技法、プロトコルやセキュリティの技術などから論理設計、物理設計を行うこともできるでしょう。

テクニカルエンジニアはITシステムのスペシャリスト

テクニカルエンジニアとは?試験の概要とスキルを生かす職種例4つ
テクニカルエンジニアはITに関わる多くの場所で必要とされるでしょう。高度情報処理技術者試験はいずれの分野も合格率が20%を下回りますが、その試験で認められればあなたもスペシャリストの仲間入りです。さらに指導者としての活躍も見込まれ、高みに昇るほど道が拓けていくでしょう。

険しい道のりではありますが、それ以上に多くのお仕事や立場、そして経験も得られます。興味や自信があるという方は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょう。

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