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2019年06月12日

コストベネフィット分析の目的2つとその方法|類似語と意味の違い3選

ビジネスにおいて「コストベネフィットを算出して」とよく言われる方もいらっしゃるでしょう。企業が事業を始める際だけでなく、個人の消費の際にもこのコストベネフィットをきちんと考える必要があります。この記事ではコストベネフィットの意味や分析事例などをご紹介します。

コストベネフィット分析の目的2つとその方法|類似語と意味の違い3選

コストベネフィットとは

コストベネフィット分析の目的2つとその方法|類似語と意味の違い3選
ビジネスにおいて「その事業のコストベネフィットはどうなっているか」と上司から聞かれたことのある方もいらっしゃるでしょう。

ビジネスでは、どんなに良いものであってもむやみにお金を投資するわけにはいきません。コストベネフィットがどうなのかをしっかりと見極めて前に進んでいく必要があります。

この記事ではコストベネフィットとは何か、またコストベネフィット分析はどのように行うのかなどについてご紹介していきます。

コストベネフィットの意味

そもそもコストベネフィットとはどういう意味なのでしょうか。コストベネフィットとは、すなわち「費用対効果」を意味しています。

どんなに良い商品やサービスであっても投ずる費用に見合う利益が得られるものでなければ、その対価を支払う価値がありません。

実施にあたっての必要な費用(コスト)と、結果としてもたらされる利益(ベネフィット)とを比較して、利益の方が大きいかどうかを考量することが重要になります。

コストベネフィットの英語

コストベネフィット分析の目的2つとその方法|類似語と意味の違い3選
コストベネフィットは英語で、表記するとcost benefitとなります。すなわち、costとbenefitの2つの単語からなる言葉ですが、それぞれにどのような意味合いがあるのでしょうか。

ここでは、costとbenefitに分けて意味を見ていきます。

costの意味

「cost」は費用や原価、経費などの意味を表す単語です。これには必ずしも金銭的な意味合いだけでなく、犠牲や代償、労力など、身体的や精神的な負担の意味合いも含まれています。

なお、costは名詞としてだけでなく動詞としても使える単語です。動詞の場合には「~を要する」「負担をかける」といった意味になります。動詞の場合の方が金銭面の意味以外でも使えることが分かりやすいです。

benefitの意味

一方、「benefit」には利益や便益といった意味があります。また、給付金や福祉手当、扶助金などの意味でも使うことができます。

こちらについても金銭的な意味合い以外でも使うことができる単語であり、援助や手助けといった意味合いでも使います。また、動詞として使うこともあり、その場合は「利益になる」「役立つ」といった使い方をします。

コストベネフィット分析の目的2つ

コストベネフィット分析の目的2つとその方法|類似語と意味の違い3選
コストベネフィットでは、利益と費用を比較して、利益の方が大きいのかどうかを確認する必要があります。この利益と費用を比較する分析のことをコストベネフィット分析と呼びます。

コストベネフィット分析を行う目的は主に「合理的な選択のため」と「プロジェクト決定のコンセンサスを得るため」の2つです。それぞれの目的は具体的にどういったことを指すのか、詳しく見ていきます。

コストベネフィット分析の目的1:合理的な選択のため

コストベネフィット分析というのはすなわち、投じる費用とそれによって得られる利益を比較する手法です。

これがプラスになればプロジェクトや事業を行う価値があることになります。また、マイナスの場合にはプロジェクトや事業をストップするという判断の材料にもなります。

すなわち、事業を行うべきなのかどうかや、複数ある事業の候補の中から1つに絞って決める場合などに、合理的な選択をすることができます。

コストベネフィット分析の目的2:プロジェクト決定のコンセンサスを得るため

コストベネフィット分析の目的2つとその方法|類似語と意味の違い3選
大きなプロジェクトなどを推進するためには、関係者から合意(コンセンサス)を得る必要があります。ですが、利益が出ることなどをきちんと説明しなければ、当然ながら合意を得ることはできません。

公共事業などでのプロジェクトの場合にはなおさら重要で、金銭面のみならず、費用に対して社会的な利益が得られるのかなどを説明できる必要があります。コストベネフィット分析は、この合意を得るための重要な手段の1つとなります。

コストベネフィット分析例3つ

コストベネフィット分析の目的2つとその方法|類似語と意味の違い3選
それではコストベネフィット分析は実際にはどのような場面で行うのでしょうか。事例についてみていきましょう。

ここでは、経営における事例、消費行動における事例、行政分野における事例の3つについて考えていきます。

コストベネフィット分析1:経営における事例

ビジネスにおいて、費用よりも利益の方が大きいかの分析は避けて通れない道です。

たとえば営業管理において新しいシステムを導入したいとなった場合に、単純に良さそうだから購入しよう、とはなりません。経営陣からすると当然ながら「システムを導入して、本当に効果あるのか」という疑問があります。

導入の初期費用や運用コストと、得られる効果を金額で比較し、明確な数字で効果を示すことでシステム導入が可能になります。

投資の判断

新しい事業やプロジェクトを行おうとしている際に、その事業が費用よりも利益の方が大きいかどうかは、その事業へ本当に投資すべきかどうかを判断するポイントにもなります。

なお、利益の方が費用を上回るまでに時間のかかる事業もあります。利益が上回るタイミングをいつまで待つのかなども判断する上で重要です。

コストベネフィット分析2:消費行動における事例

コストベネフィット分析の目的2つとその方法|類似語と意味の違い3選
コストベネフィット分析は消費行動を見る上においても非常に重要な考えです。購入したいものから得られる利益がその商品の価格よりも上回ることによって、顧客の購入を促すことになります。

なお、この場合のベネフィットは必ずしも金銭的な利益だけではありません。利益とは「商品やサービスを使うことによって、日々の生活で実感できるリアルな幸せを得られること」と捉えることができます。

購買行動の予測

消費行動におけるコストベネフィットを算出するためには、顧客の購買行動を予測しなければなりません。つまり、商品を売る側も、商品を売るためには顧客にとっての価値を先に考える必要があります。

たとえば女性がスキンケア商品を購入する際に求めるメリットは、シミがなくなることや肌が若返ることなのか、あるいは、肌に自信が持てるようになることなのかによって、スキンケア商品に求めるベネフィットが変わってきます。

コストベネフィット分析3:行政分野における事例

コストベネフィット分析の目的2つとその方法|類似語と意味の違い3選
行政分野でのコストベネフィット分析を行う場合の事例です。たとえば橋をかけるような公共事業の際には、橋の建設費用と橋がかかることによる便益を比較する必要があります。

橋がかかることがよって得られる便益は島への移動時間の短縮や安全性の向上、観光客の増加などが考えられます。金額に換算しづらいものではありますが、たとえば観光客の増加人数などから島に入る利益がどのくらいかを予想することが可能です。

公共事業の有効性評価

行政分野でのコストベネフィット分析の場合には公共事業を分析することが多いので、上記の事例のように、金額に換算できない便益が多いです。そのため事業の有効性を正確に判断しなければなりません。

推進したいがために、メリットが実際よりも大きいと見せてしまいがちですが、これを回避するために非経済価値を計算する方法もあります。これを非経済価値計算方法といい、具体的には代理市場法と擬制市場法の2つがあります。

コストベネフィットと似た言葉と意味の違い

コストベネフィット分析の目的2つとその方法|類似語と意味の違い3選
コストベネフィットとよく似た意味合いの言葉で、「コストパフォーマンス」や「コストバリュー」「コストエフェクティブ」といったものがあります。コストベネフィットと同じく、よく見聞きする言葉ですが、これらはどういう意味があるのでしょうか。

ここでは、「コストパフォーマンス」「コストバリュー」「コストエフェクティブ」のそれぞれの意味と、コストベネフィットとの違いについて考えていきます。

コストベネフィットと似た言葉1:コストパフォーマンス

コストベネフィット分析の目的2つとその方法|類似語と意味の違い3選
コストパフォーマンスとは、ある事業を行うにあたっての費用(コスト)とその効果(パフォーマンス)を対比した言葉を指しています。

費用をあまりかけることなく、より効果のある結果を出した場合には「コストパフォーマンスが高い」といいます。逆に、その価格に対して実際の性能や効果が低かった場合には、消費者は「コストパフォーマンスが低い」と判断します。

コストベネフィットとコストパフォーマンスの違い

コストベネフィットとコストパフォーマンスは非常によく似た言葉ですが、価値の部分の認識に対して少し違いがあります。

コストパフォーマンスにおけるパフォーマンスは効果や性能など物理的に認識しやすいものが多いですが、対するコストベネフィットにおけるベネフィットは、便益や消費者が求めている精神的な価値も含まれます。

コストベネフィットと似た言葉2:コストバリュー

コストベネフィット分析の目的2つとその方法|類似語と意味の違い3選
コストバリューとは商品やサービスが価格以上の価値を持つときに使う言葉です。コストベネフィットやコストパフォーマンスと似た意味合いであり、特に「コストパフォーマンスが高い」場合と近い使い方になります。

なお、製品の提供コストあたりの価値を最大限にしようという手法をバリューエンジニアリングと呼びます。

コストベネフィットとコストバリューの違い

コストベネフィットとコストバリューはどのような違いがあるのでしょうか。コストバリューの場合に使われているバリューという言葉ですが、ビジネスにおいては価値観や価値基準を示す言葉です。

コストバリューとなると、価値に対して組織で共有する一定の価値基準を超えているということになりますが、対してコストベネフィットの高い低いには個人の満足感なども含まれます。

コストベネフィットと似た言葉3:コストエフェクティブ

コストエフェクティブには費用効率が高い、費用効果がある、コスト効率の良い、割りのいい、などの意味があります。こちらもコストベネフィットやコストパフォーマンスなどと近い意味合いになる言葉です。

英語で表記した場合には「cost effective」となり、形容詞として使われます。

コストベネフィットとコストエフェクティブの違い

意味合いは近いですが、コストベネフィットとコストエフェクティブはどのように使い分けるとよいでしょうか。コストエフェクティブはあくまでも形容詞なので費用効率が良い場合にのみ使われ、対してコストベネフィットは名詞です。

コストベネフィットの場合、費用に対して利益の方が大きい場合にはコストベネフィットが高いという判断になり、利益が小さい場合にはコストベネフィットが低いと判断されます。

コストベネフィットの考え方を身につけよう

コストベネフィット分析の目的2つとその方法|類似語と意味の違い3選
コストベネフィットの考え方は理解できましたでしょうか。ビジネスにおいても個人の消費においても、費用に対して利益が大きいのかはきちんと考える必要があります。

この場合の利益は必ずしも金銭面だけでなく、投資する労力や、利益についても利便性や精神的な価値の充足などを考慮しないといけません。

日常についても考えられると自分にとっての価値が何かを把握できます。ぜひ、コストベネフィットの考え方を身に付けましょう。

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