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2019年05月10日

エンプロイアビリティとは?注目する5つのメリット

「エンプロイアビリティ」という言葉をご存知でしょうか。エンプロイアビリティは、近年注目されている概念です。この記事では、エンプロイアビリティの意味や具体的な内容、組織におけるエンプロイアビリティの重要性などについて説明しています。ぜひご覧ください。

エンプロイアビリティとは?注目する5つのメリット

エンプロイアビリティとは?

エンプロイアビリティとは、「雇用される能力」という意味を持つ経済学用語です。英語表記では「employability」という綴りで、「Employ(雇用する)」と、「Ability(能力)」という意味を組み合わせて作られた言葉となっています。

近年、雇用に対する考え方の変化や、多様な就業形態が生まれる中で、各企業において従業員のエンプロイアビリティの向上が注目されています。

エンプロイアビリティの意味

エンプロイアビリティという言葉には、「雇用される能力」という意味があります。この「雇用される能力」には、「職場に採用されるための能力」の他にも「継続して雇用される能力」「環境の変化に合わせて、異動や転職が出来る能力」という意味があります。

アメリカでは10年ほど前から長期雇用制度の維持が困難となっており、経営者らが解決策を模索した結果、この概念が注目を集め、採用されています。

エンプロイアビリティの要素

エンプロイアビリティとは?注目する5つのメリット
ここからは、エンプロイアビリティの要素について、3つのカテゴリに分けて紹介します。厚生労働省が行った調査研究によれば、エンプロイアビリティを構成している3つの要素とは、「実践的な就業能力」「異動・転職を可能とする能力」「職務内容による能力」です。

これらの3要素は、就業形態の変化によって人材の流動化が進んでいる日本において、ビジネスパーソンと企業の双方から注目される要素となっています。

要素1:実践的な就業能力

厚生労働省の報告によると、実践的な就業能力とは、以下のようなことを指します。

1.職務遂行に必要となる特定の知識・技能などの顕在的なもの。
2.協調性、積極性など職務遂行に当たり、各個人が保持している思考特性や行動特性にかかわるもの。
3.動機、人柄、性格、信念、価値観などの潜在的な個人的属性に関するもの。

このうち1と2は、「従業員が保有している能力や知識」を評価するものとなっています。

要素2:異動・転職を可能とする能力

エンプロイアビリティとは?注目する5つのメリット
「異動・転職を可能とする能力」という構成要素には、「内的エンプロイアビリティ」「外的エンプロイアビリティ」という2つのエンプロイアビリティの考え方が含まれています。

それぞれ、継続的に就業しつづけたい場合、あるいは転職をスムーズに行いたい場合で、伸ばすべきエンプロイアビリティが異なるため、自分自身のキャリアの方向性を確かめることが大切になります。

要素3:職務内容による能力

3つ目の要素は、「職務内容による能力」です。就業内容によって、エンプロイアビリティには違いがあります。そのため、評価対象となるエンプロイアビリティについても、職務内容ごとに異なってきます。

組織の中で自分の価値を高めるためには、自分が職務において担当している役割を果たすために大切となる要素を身につけることがポイントとなってきます。

要素4:自分の専門性を職務に落とし込む

エンプロイアビリティとは?注目する5つのメリット
厚生労働省が行った調査でまとめられている3要素の他にもエンプロイアビリティの要素があります。4つ目の要素として挙げられるのが「自分の専門性を職務に落とし込む」ことです。

毎日の仕事の中で身につけられる専門性や、コミュニケーションスキルといった能力は、エンプロイアビリティの向上に直結する能力です。そのため、専門能力を高め、コミュニケーションによって円滑な対人関係を築くことが大切です。

エンプロイアビリティの現状

エンプロイアビリティとは?注目する5つのメリット
エンプロイアビリティの向上は、多様な雇用形態の変化に対応するために大切な概念ではあるのですが、日本ではまだ周知されておらず、概念の浸透が進んでいないというのが現状です。

エンプロイアビリティの概念の意味が分かりにくく、扱いにくいといった面も周知が進まない理由の1つといえるでしょう。ここからは、エンプロイアビリティという概念を取り巻く現状について説明します。

「日本型エンプロイアビリティ」の登場

日本経団連により、国内では「日本型エンプロイアビリティ」という形の概念が推進されてきました。国内においては、近年、従業員のほとんどが安定的な雇用を希望し、終身雇用の制度を支持しており、内的エンプロイアビリティを重視すべきという意見が一般的です。

しかし企業側は、外的エンプロイアビリティを持った優秀な人材を求めており、国内企業に適応した「複合型エンプロイアビリティ」という概念が導入されています。

日本でエンプロイアビリティが注目される理由

近年、日本企業では、就業形態や意識の変化が生まれており、人材の流動化が進んでいます。産業構造の変化やIoTによる効率化の動きは今後も続き、より活発化すると見られています。

労働者は、環境の変化に対して、素早く適応できることが望まれるようになっており、個々の従業員に対する概念の向上が注目を集めています。企業にとっても生産性の向上や利益増加のための大切な要素となります。

諸外国における現状

アメリカでは、1980年頃から、企業間の競争が加速し、従業員を長期雇用する契約を保ち続けることが難しくなっています。長期雇用を保証しないかわりに、外的エンプロイアビリティを支援する体制を作りました。

一方、ヨーロッパでは、国境を越えても通用するエンプロイアビリティを重視しており、EUに加盟する国々が、国境を越えて異動を行っても適応可能となる点が重視されていることから、注目を集めています。

エンプロイアビリティによる人材評価のメリット

エンプロイアビリティとは?注目する5つのメリット
ここからは、エンプロイアビリティの評価システムを用いた人材評価のメリットについて説明をしていきます。ここでは、5つのメリットに分けて紹介していますが、これ以外にも独自のメリットを見出したり、付加価値を加えて概念を活用することが可能です。

職場環境の改善や生産性の向上に役立てるためにも、適切なエンプロイアビリティ向上を伴う人材評価に対する基準やメリットについて詳しく見ていきましょう。

メリット1:キャリア形成への自主的な取り組み

目標を定めて活動することは、従業員の自主性を育み、自主的なキャリア形成への取り組みを促します。エンプロイアビリティの概念を掲げて、企業活動を推進させることは、従業員の自主的なキャリア形成にもつながります。

働き続けたいと考える人には、企業内での業務において、専門性を一層高めていくことが期待できます。また、転職を考える人にとっても、自分自身の市場価値を高めるためのスキルアップが期待できます。

メリット2:将来への不安解消

企業内でエンプロイアビリティが向上する事で、従業員は個々に目標を掲げるようになり、キャリア育成のための活動に取り組みやすい環境を整えることができます。このような活動を継続することで、長期的な視点で雇用や転職のための計画を立てる事が可能になります。

長期雇用が難しい会社でも、従業員は仕事に対するモチベーションを向上させやすくなり、将来の不安解消へとつなげることができます。

メリット3:組織の業績向上

エンプロイアビリティとは?注目する5つのメリット
エンプロイアビリティを向上させることは、従業員個人のモチベーションやキャリア育成につながりますが、組織全体としてのパフォーマンス向上にもつなげやすくなります。

個々のパフォーマンスが改善することで、従業員や企業にとってもメリットが生まれます。一見逆説的な発想のようですが、従業員に学習機会を提供することは、企業全体の収益向上や経営の安定性を支える事にもなります。

メリット4:円滑な人間関係の構築

個々の従業員がモチベーションを向上させ、従業員が仕事を行いながらキャリア形成をしやすくなる事で、円滑な人間関係の構築にも役立てられます。

従業員はエンプロイアビリティ向上によって、報酬をもらえる以外にも、キャリア形成を図ることができるため、就業や転職に対する不安を少なくすることができます。職場内での対人関係によるトラブルやパワハラといった煩わしい問題の解消にもつながります。

メリット5:広義には社会貢献としての役割も

エンプロイアビリティによる人材評価は、転職活動の際にもスムーズに他社への就職がしやすくなるため、広い意味でのキャリア育成、社会貢献としての役割を期待することができます。

個々の従業員が目標を持って、意欲的に仕事を行うきっかけにもなるため、転職の際にも即戦力につながりやすくなります。外的エンプロイアビリティとしての役割をうまく活かし、企業の生産性向上以外にも、社会貢献への役割を担うことが可能です。

エンプロイアビリティの重要性

エンプロイアビリティとは?注目する5つのメリット
個々の従業員の活動を見直す事が、企業全体の生産性を向上させ、社会的意義の拡張にも繋げられるという点は、エンプロイアビリティの大きな重要性と言えるでしょう。

単純に考えてみても、目標を持って前向きに仕事を行うことは、企業活動にとっては大切なことです。ここからは、いくつかのカテゴリに分けてエンプロイアビリティの重要性について解説します。

1:社会にとっての重要性

エンプロイアビリティの向上は、労働市場全体の質を向上させる役割がある他、流動化を促進することになります。これまでの企業の壁や枠組みを越えて、個々の従業員が経済を活性化させる役割を意識的に向上させるため、社会全体においても経済の活性化が期待できます。

また、「昨今の就業状況の不安にも取り組む魅力的な企業」と評価されやすくなり、労働市場では新しい人材が流入しやすくなります。

2:労働者にとっての重要性

エンプロイアビリティとは?注目する5つのメリット
従業員が個々の環境において、自己評価を高める努力を行うことができるため、仕事に従事しながらスキル習得に取り組むことができるといったメリットが生まれます。

また、柔軟に社会情勢に対応できる能力を身につけることができるので、転職の際の不安も解消されるでしょう。いずれにせよ、労働者にとって、雇用や転職に対する不安の解消は重要なポイントのひとつです。

3:企業にとっての重要性

エンプロイアビリティの概念を、企業を挙げて個々の従業員へと推奨する事で、企業全体にとっての利益の向上、職場環境の改善、企業イメージアップといったメリットに繋げることができるます。

また、職場環境の改善は、優秀な人材に選ばれやすい企業としても認識され、こうした活動がさらなるエンプロイアビリティの意識向上にも繋がっていきます。こうした活動の継続により、人材流出の防止に繋げることも可能です。

エンプロイアビリティを意識した組織マネジメントが大切

エンプロイアビリティとは?注目する5つのメリット
エンプロイアビリティは、従業員の仕事に対する考え方を変え、就業や転職に際する不安を解消する事に役立てることができる概念です。従業員の仕事に対する意識を高める事で、職場の人間関係を円滑にすることができ、働きやすい職場環境を整えることもできます。

エンプロイアビリティを意識したマネジメントを行う事で、企業外からも魅力的に映るため、優秀な人材の確保や人材の流出防止に役立てることができるでしょう。

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