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正社員のメリットとデメリット|契約社員/派遣社員との違い

初回公開日:2017年03月03日

更新日:2017年05月26日

記載されている内容は2017年03月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

現在では、安定を求めて正社員への就職を目指す人が多く見られます。自由な働き方がメリットとしてもてはやされた契約社員やパートなどと比べて正社員のメリットやデメリットは何でしょうか。ここでは主婦や女性などの立場ごとにメリットとデメリットを調べてみました。

正社員のメリットとデメリット|契約社員/派遣社員との違い

正社員のメリットとデメリット

近年は正社員で働く以外にもアルバイトやパート、契約社員など様々な働き方があります。気軽に好きな仕事出来る。残業など時間に縛られない、などのメリットを活かして契約社員などで働く人も増えました。しかし、正社員で働きたいという希望を持つ人は少なくありません。正社員のメリットとデメリットはどんなものがあるでしょうか。

正社員で働くメリット

正社員で働くことのメリットには毎月の給料の保障などの他にボーナスや出世による
昇給など給与や保険や福利厚生などの待遇面の他、社会的地位や解雇されにくいなどの安定さがあります。

メリット1:給料の保障

正社員で働くことのメリットの内、大きいものが給料の保障という経済的なメリットではないでしょうか。働いた時間分だけの支給であるアルバイトやパート、契約社員に比べ、仕事のあるなしに関わらず、給料が毎月保障されていることは安心できる材料です。また、病気などで休んでしまった場合などいざという時にも給与の7割が保障されている点も良い点だと言えるしょう。

メリット2:各種手当の支給

正社員には会社の規則により様々な手当が支給されることも多いのが特徴の一つでもあります。家族を養う人のための「家族手当」や「扶養手当」、家賃の補助となる「住宅手当」、資格を持つ人などに支給される「資格手当」、営業などに支給される「営業手当」や管理職に支給される「役職手当」など昇給や結婚など人生や仕事の節目でもらえる様になる手当も多いですね。

メリット3:出世による昇給

多くの会社では正社員に出世の機会を与えている場合が多いです。毎年の定期昇給以外にも業績の評価による出世で昇給を得ることができ、思いもかけない収入のアップにつながります。

メリット4:ボーナスの支給

毎月の給料以外にも年1回から2回のボーナスという収入があるのは、なんといっても嬉しい制度の一つです。もちろん会社の業績による所はありますが、普段の業績が反映されるなど、仕事をすることに張りがでるのもこのボーナスの良い所です。

パートやアルバイト、契約社員にも支給される会社もありますが、金額的な面や仕事の評価という面では正社員の方が厚遇であるといえるでしょう。

メリット5:社会保障などの福利厚生

健康保険や厚生年金などの社会保障を正社員や基準を満たしたパート、契約社員としている会社もあります。保険や年金などいざという時に役に立つ制度がしっかりと保障されているのも正社員のメリットの一つです。また、社員寮など社員とその家族限定の福利厚生などを設けている会社もあり、長く働く事ができる要因になっています。

メリット6:社会的信用、安定感

以前、フリーターが家を買う話がテレビでありましたが、ネタになる位契約社員やフリーターなどの社会的な信用は低いと言わざるを得ません。住宅ローンやクレジットカードの審査など、社会的信用が与える影響は大きいものがあります。

メリット7:教育訓練や研修によるスキルアップ

派遣社員などでも研修などはありますが、正社員では法律改正などでの業務の変更などに対応した訓練や研修をうける事が可能です。職務への責任に比例して職務に求められるスキルなども上がってくるため、教育訓練や研修など仕事の能力をアップする機会がもうけられる事が多いのが正社員であると言えます。

メリット8:解雇されにくい

働く期限がある契約社員やパートと違い、雇用の起源がないのが正社員です。そのためか、不当に解雇されにくいなど法律で働く地位の保障をされています。

メリット9:転職の際、キャリアとして扱われる

転職の際に経験の一部や仕事のキャリアとして扱われることが多いのも正社員の特徴です。
学校卒業後に10のアルバイトを経験してきたことよりも一つの会社で正社員としてつとめたことの方が転職時の評価は高くなる傾向があると言えるでしょう。

メリット10:人脈が出来る

営業職などに多いですが、企業によっては多くの企業や官公庁などたくさんの業種や人と会う機会があります。その様な人との出会いは人脈としての財産になります。パート社員は契約社員であれば、名刺交換などを求められることは少ないですが、正社員として社外の人と会う場合には名刺交換という人脈づくりから入るのが普通です。

正社員で働くデメリット

正社員で働くことには少なからずデメリットも存在します。休日出勤や残業、転勤など会社の都合に左右されることの他にも仕事への責任の重さや仕事の失敗などによる降格や減給の恐れなどもあります。

デメリット1:転勤や配置転換がある

正社員として仕事をする上で避けられないことの一つに転勤や部署を変える配置転換があります。会社側としては仕事の効率をあげたり適材適所の意味で部署を異動したり、勤務場所を変える転勤などがあります。

また、会社の体制によってはグループ会社や子会社への出向という形で勤務先は仕事の内容が変わることがあります。雇用されている立場ですから、よほど必然性がなかったり、看病や介護など個人的な外せない事情がない限りは拒否できない場合がほとんどです。

デメリット2:休日出勤や残業がある

正社員として仕事をする上で日常避けられないこととして残業や休日出勤があげられます。会社の売り上げをあげるため、また、顧客の要望にすぐに応えるために、定時を超えた残業や休日出勤が発生することがあります。しかも、そうした残業などは急に発生することも多く、プライベートの予定を変更することが要求されます。

デメリット3:仕事への責任が重い

正社員は業績に応じて役職に就くなど、重要な仕事を任されることが増えて行きます。与えられる仕事の重要度が増すに従い、当然責任も重くなっていきます。また、たとえ管理職などの役職がない場合でも、アルバイトやパートなどがいる場合には立場が上の正社員が管理監督の責任を負うことになります。

デメリット4:部下や後輩の育成

働きだしてから年数が経ち、後輩社員が入社してきた場合や、管理職を任せられた場合なとには部下や後輩への指導や育成を行わなくてはなりません。管理職では指導のためのの役職であるので、手当が支給されますが、先輩社員が後輩の指導などを行う場合ではそうした見返りはないのが普通です。

デメリット5:降格や減給がある

正社員として仕事をする以上、業務状にミスや管理職として働いていた場合に部下がミスをしてしまった場合などは責任の割合などにより役職の降格や減給などの可能性があります。また、アルバイトのいる環境などでは、社会経験の浅いアルバイトなどの不手際を社員が補うこともあります。収入や生活に直結してくるデメリットです。

デメリット6:上司など社内の人間関係

会社という一つの社会の中で働く以上、同僚や部下、後輩、上司など様々な人達と関わりを持つ必要が出てきます。うまが合う人もいれば、どうしてもそりが合わない人も出てくる場合があります。人間関係の煩わしさというデメリットです。

パートやアルバイトではそうした人との付き合いが生じることがあまり余りありませんが、会社内の結束などを理由に飲み会やランチなどに同席しなければならない場合もあります。また、職場環境や会社の風土などによっては上司や同僚などからのパワハラやセクハラなどのハラスメントを受ける場合もあり、体調を崩してしまう原因などにもなります。

デメリット7:時間が縛られる

正社員は時間で退社する事が可能なパートや契約社員と違い、残業などの時間にしばられることもデメリットの一つです。特に決算のある月や業務が立て込むシーズンなどには、業務を終わらせることが最優先になります。

有給などが取得出来ない、またはしずらいことなどはもちろん、勤務時間の早出や残業、休日出勤などプライベートな時間まで削られるこごもあります。また、就業あとの飲み会への矯正参加など、業務以外の時間でも時間が縛られることもあります。

デメリット8:接待、社内イベント、会議、研修などへの参加

正社員で働いていると通常の業務以外のことに参加する必要が出てきます。毎日の朝礼や部署ごとの会議、社員向けの研修や記念行事などお社内イベントなど慣れないことに参加させられることも少なからずあるものです。そうしたイベントに参加することはたまの気分転換になり良い場合もありますが、業務の繁忙期などと重なった場合には通常の業務を圧迫することになるなど、かえててストレスやプレッシャーがたまる場合もあります。

また、社外の人を関わることの多い営業職などの場合では、得意先との接待の飲み会や休日を利用してのゴルフなどに参加しなければならないこともあり、体を休めることができない場合もあります。仕事を続けるのに支障が出かねないデメリットと言えるでしょう。

デメリット9:自分のやりたい職務・仕事を任されるとは限らない

会社は色々な人が集まり業務を行っているので、必ずしも自分のやりたい職務や仕事を任せてもらえるとは限りません。自分よりも能力の高い正社員などに仕事の機会を奪われてしまうことも多々あることです。場合によっては事務職やクリエイティブ志望などのはずが、営業職に配属されてしまうなど、自分の希望とは全く違う仕事をしなければならないこともデメリットの一つでしょう。

デメリット10:窮屈だと感じてしまう

不規則なアルバイトやパートから正社員で働くことになった場合のデメリットとして、毎日長時間働くことに戸惑いを感じたり、気慣れないスーツやビジネスシューズなどに堅苦しさを感じることもあります。

パターン別のメリット(主婦/女性/50歳など)

正社員で働くことは主婦や女性、子育てをしている場合や年齢が上がった場合など、正社員で働くことはいくつかのメリットが生まれることがあります。金銭的なメリットをはじめとして、会社内の正社員の関わる仕事環境の改善も進んでいます。デメリットを考え合わせても正社員に就職したい魅力が生まれています。

主婦

主婦として正社員で働くことのメリットはやはり、共働きの場合家庭の収入が倍近くなることでしょう。また、出産などがあった場合、産休や育児休暇を活用するなどすることで、休暇中にも賃金の5割近くをもらえるのもメリットと言えます。

また、最近はリモートワークなどの在宅勤務や時短勤務など、働き方が選べる会社も増えて来ているので個人の事情に合わせた働き方をすることが可能になって来ています。デメリットの内のいくつかは環境の変化で改善できるものもあるでしょう。

女性

男女雇用機会均等法や女性の雇用を増やすためのポジティブアクション制度の普及などにより女性が正社員になる機会が増えてきています。縛られて働くことがデメリットとされてきた以前の時代と違い、正社員で働くことで地位の向上になるだけでなく、出産や結婚の際の産休や育児休暇の取得や再就職がしやすいというメリットも増えてきています。

シングルファーザー、マザーなど

シングルファーザー、マザーなどの一人親家庭では収入が少ないため、子供を十分に養うことが出来ないと言う状態の人もいます。正社員になることでまずこの収入面の不安から解放されます。

派遣社員やポートに比べるとボーナスの支給や各種手当の支給を受けることができるので、生活の心配がなくなります。また、妊娠中などのばあいには、育休や産休をとりながら仕事を継続できたり、保育所などの子育て支援を行っている企業もあります。他にも、在宅勤務や時短勤務などの制度で支援を受けられる環境も増えつつあります。

50歳

目指す職種にも左右はされますが、アルバイトやパートなどは、20代などの若い世代では仕事を得る機会も多いですが、30代、40代、50代と年齢を重ねるにつれて、徐々に採用は厳しくなり、また仕事の選択肢も狭まって行くことも多いです。メリットよりもデメリットも多くなって来ます。

50代など高齢になると、パートやアルバイトであっても書類選考すら通りにくいなど、なかなか仕事に就くことが難しい状況になっていると言えるのではないでしょうか。50代で正社員でいることは生活の安定や老後の生活の保障をいう点からも大きなメリットがあります。

正社員の福利厚生のメリット

正社員のメリットとして厚生年金や健康保険などについてあげましたが、具体的にはどれ位違いが出てくるでしょうか?例としていくつかあげると、年金の場合40年支払いを続けた場合、定年後に受け取ることのできる額は国民年金が毎月6万から7万円、対して厚生年金それに15万円ほどになり、受給額に倍ほどの差が出てきます。

また、健康保険では国民健康保険が加入者数に応じて保険料が上がるのに対して、企業の健康保険の場合には月収に応じた保険料を支払うだけでよく、家族の分も保障されます。
一例で言うと夫婦と子供二人の家族の場合、会社の健康保険が月2万円弱であるのに対し、国民健康保険では4万円ほど支払う必要があります。年間でみてみると20万円、30年勤務した場合では実に600万円もの開きが出ることになります。
数あるデメリットを補って余りあるメリットであると言えるでしょう。

正社員と派遣社員などはとちらが良いのか

派遣社員やパート、アルバイトなどと比較した場合、バブル期などの経済右肩上がりだったころには会社に縛られない働き方はデメリットがあっても尊重され、収入的にも正社員以上のなることすらありました。しかし、景気が現状維持や微増となっている状況ではデメリットも指摘される契約社員やパートなどは保障が少ない不安定な働き方としてとして正社員を目指す人も少なくありません。

正社員で安心できる就業を

日本は元々終身雇用制度や年功序列での給与システムなど一度会社に入ってしまえば退職まで安定して働くことができる安心感がありました。しかし、契約社員やアルバイト・パートなどの働き方が社会的に広く認められる様になり、働き方の多様さや自由さを求めてそうした働き方を目指す人も増えて行きました。

しかし、パブル崩壊後、雇用も不安定になる中、デメリットの少ない正社員への就職を目指す人も少なくない状況です。正社員にも転勤や残業など会社の都合により働き方を左右されるなどのデメリットはありますが、一方で安定した収入や保障、手当てなどの他、社会的信用など契約社員やパートでは得ることの難しいメリットが存在します。働き方を決めるのは働く本人ですが、自分なりの基準に合った安心できる働き方、満足できる働き方の一つが正社員であるとしたら、多少のデメリットあっても目指す価値があるのではないでしょうか。

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