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2019年08月09日

ダブルケアラーの悩み5つ|支援する取り組みや経験者のアドバイスを紹介

育児と介護の二重の「ケア」を担っている人のことを、ダブルケアラーと表現します。ダブルケアラーには想像もつかないほどの体力的・精神的なストレスがのしかかるでしょう。この記事ではダブルケアの悩みやその支援制度についてご紹介しています。

ダブルケアラーの悩み5つ|支援する取り組みや経験者のアドバイスを紹介

ダブルケアとは

近年、新聞やテレビなどのメディアで「ダブルケア」という言葉をよく見聞きするようになりました。

ダブルケアとは、育児における子供のケアと介護における大人のケアの両方を一手に担っている状態を意味する言葉です。

育児だけでも、また、介護だけでもとても大変なことですが、それが二重に重なったダブルケアの状態は、想像を絶する精神的・体力的なストレスが降りかかることになります。

ダブルケアの現状

日本におけるダブルケアの現状とはどのようなものなのでしょうか。日本にはいまだに「人のケアは女の仕事」「育児・介護は女にさせておけばよい」という男尊女卑的な傾向が根強いため、ダブルケアという辛い状態を負わされるのはもっぱら女性になります。

共働きであるにもかかわらず、夫は育児も介護も関与せず、妻である女性だけがダブルケアを背負っているというパターンも少なくありません。

ダブルケアがおこる背景

では、なぜダブルケアという大変な状態が起こってしまうのでしょうか。ダブルケアが起こる背景としてまず挙げられるのが、高齢化と長寿化により介護が必要な人口が増えているということです。

また、育児や介護は女性がせねばならないという男尊女卑的な考えが根強く、それらを夫と分担したり、あるいは外注することが許されないという社会的な風潮がいまだに存在することも、ダブルケアが起こる要因として挙げられるでしょう。

ダブルケアの将来

ダブルケアは精神的にも肉体的にも耐えがたいほどのストレスを感じるものです。

そのような状態を改善すべく、行政もより積極的にダブルケアラーのサポートをするようになるでしょうし、現時点ではダブルケアラー向けの相談窓口が設置されるなど、その支援の枠組みが作られている段階です。

高齢化が進む中で今後ダブルケアラーはさらに増えていく見通しですので、行政のみならず社会全体で支援体制づくりが急務となります。

ダブルケアラーの悩み5つ

以上では、知っているようで意外としらないダブルケアの意味やその概要について確認してきました。

日本においてダブルケアの悩みに直面しているのは、多くが女性です。育児と介護の二重の重圧と苦しみを被るのは、男性よりも圧倒的に女性のほうが多いと言えるでしょう。

ここからは、ダブルケアを担うダブルケアラーが直面している悩みについて詳しくご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

ダブルケアラーの悩み1.仕事との両立

ダブルケアラーが直面する悩みとしてまず挙げられるのが、仕事との両立です。フルタイムの正社員として働いている中で育児と介護のダブルケアを担わざるを得なくなると、そのために多くの時間を割かねばならなくなり、フルタイムで仕事をすることが難しくなってしまいます。

今まで頑張って築き上げてきたキャリアを手放すのはとても辛いことですし、かと言ってフルタイムの仕事を続けるとダブルケアができなくなります。

離職率

育児と介護に追われて、やりがいと楽しみを感じながら取り組んできた仕事であっても、退職せざるを得ないダブルケアラーも少なくありません。

ダブルケアラーは、育児と介護の両方の役割と責任を一人で負わされることになるため、仕事をする楽しみやキャリアを継続する道を諦めざるを得ない状態に追い込まれます。

時短勤務などの柔軟な働き方ができなければ、ダブルケアラーの離職率は残念ながらかなり高くなってしまうでしょう。

ダブルケアラーの悩み2.金銭的問題

金銭問題も、ダブルケアラーが直面するであろう悩みのひとつとして挙げられるでしょう。

育児も介護もお金がかかることですし、公的な補助金が出るとは言え、それは全体の支出のごく一部にしかならないため、経済的に困窮してしまうダブルケアラーも少なくありません。

育児と介護のためにお金が必要なのに、ダブルケアをしている中では働きに出る物理的な余裕が取れないため、どうにもならない状態に陥ってしまうでしょう。

育児負担額

育児のためには、何かとお金がかかります。赤ちゃんの洋服や食事、おむつなどの身の回りの最低限のものを揃えるだけでもお金がかかりますが、赤ちゃんを預けて働こうと思うと保育園の費用がかかるので、さらに家計が圧迫してしまうでしょう。

子どもが幸せに健やかに育っていくためには育児費用を軽減するわけにはいかないものの、それが家計を圧迫し、ダブルケアラーにとっては何かと悩みの種になります。

介護負担額

介護負担額も、ダブルケアラーが直面するであろう悩みのひとつに含まれるでしょう。

自宅で介護するにせよ施設に通う形で介護をするにせよ、介護には多くの労力と費用が必要になります。

育児と同様に公的な支援を受けることはできるとは言え、その費用はごく一部のものであり、育児と介護をダブルで行えば、当然ながら家計が圧迫されてしまいかねません。

ダブルケアラーの悩み3.人手不足

人手不足ということも、ダブルケアラーが直面するであろう悩みのひとつです。

育児や介護を外注できるのは金銭的に余裕があり、なおかつパートナーの理解がある家庭にかぎられます。

また、「育児も介護も女がすべき」「外注するのは甘えだ」といった考えをもつパートナーをもつと、誰の助けも得られずに孤立した状態で、たった一人でダブルケアをせざるを得なくなります。

ダブルケアラーの悩み4.精神的ダメージ

ダブルケアラーが直面する悩みのひとつに、精神的なダメージも含まれるでしょう。

育児も介護もそれ単体でとても大変なものですし、育児ノイローゼや介護ノイローゼになる人も少ない中、それらがダブルで降りかかってくるダブルケアラーは、想像に絶する精神的なストレスを抱えこむことになります。

家族や周囲からのサポートや理解を得られず、孤独にさいなまれながら、心も体もすり減らしてしまう人も少なくありません。

ダブルケアラーの悩み5.空き時間が無い

空き時間がないということも、ダブルケアラーが直面する悩みとして挙げられます。

朝から晩まで育児と介護に追われ、ゆっくりと食事をしたりお風呂に入る時間もろくに取れず、慢性的な睡眠不足のなかで何年も一人でダブルケアを続けている人も少なくありません。

空き時間がないと疲れた体を休めることができませんし、常に緊張状態でなければならず、心休まる時がないでしょう。

ダブルケアを支援する取り組み

以上で見たように、ダブルケアラーには想像もつかないほどの精神的・肉体的な負担が降りかかるものです。

そして、高齢化と長寿化が進む日本においては、そのようなダブルケアラーの数は着実に増えてきています。

昨今ではこのような状態をなんとか改善しようと、行政がダブルケアラーを支援する試みに取り掛かっています。ここからは、ダブルケアラーを支援する取り組みについて見ていきましょう。

相談窓口の設置

近年では一部の自治体が、育児と介護の両方の負担を負わされているダブルケアラーの負担を軽減したりその精神的なサポートをしようと、相談窓口を設置するようになってきています。

区役所に相談窓口を設け、専門のカウンセラーやソーシャルカウンセラーなどがダブルケアラーの悩みに寄り添い、適切なアドバイスをしたり、公的な支援制度を紹介するようになってきているのも、近年の取り組みの事例のひとつです。

ダブルケアカフェ

ダブルケアラーを支える制度のひとつに、ダブルケアカフェが挙げられます。

ダブルケアカフェとは、主にNPOが運営するダブルケアラーを支えるための仕組みであり、ダブルケアラー当事者たちが集まって悩みを共有したり、育児や介護の専門家から適切な助言を受けることができます。

同じ悩みを持つ人々と触れ合い、その苦しみを共有することで、救われたと感じるダブルケアラーも多いことでしょう。

ダブルケア専門カウンセラーの育成

ダブルケアラーを支える制度のひとつに、ダブルケア専門カウンセラーの育成も含まれるでしょう。

近年のダブルケアラーの増加を受け、行政はダブルケア特有の問題や悩みに寄り添い、適切なアドバイスをできる専門のカウンセラーの育成に力を注いでいます。

その芽が出はじめたばかりですが、今後着実に専門カウンセラーが増え、ダブルケアラーをよりよい形でサポートしていくことでしょう。

施設入所の優先

施設入所の優先というのも、ダブルケアラーを支援する取り組みのひとつとして挙げられます。

保育園や介護施設は満員でなかなか入所が難しいという地域も少なくない中で、ダブルケアラーの負担を少しでも軽減すべく、このような施設に優先的に入所できるようにするという制度も徐々に整備されてきています。

経験者によるアドバイス4選

現在、ダブルケアで心も体も疲れ果てて苦しんでいるという方も多いのではないでしょうか。

ここからは、実際にダブルケアラーとして多くの悩みや苦しみを経験してきた人々からのアドバイスを4つピックアップしてご紹介していきます。

今ダブルケアの状態にある方は、ぜひ参考になさってみてください。

アドバイス1:自分を犠牲にしすぎない

まず大切なのが、自分を犠牲にしすぎないということです。「自分さえ我慢すれば全て上手くいく」と無理しすぎると、かならずどこかで限界がきて支障をきたしてしまいます。

自分を犠牲にしすぎることなく、家族や周囲に助けを求めることが必要です。全てを一人で背負わず、外注できる時には躊躇わず育児や介護を外注することも大切でしょう。

アドバイス2:使える・頼れるサービス類は遠慮なく利用する

使えるサービスなどは遠慮なく利用するということも、現在ダブルケアをしている方にぜひ知ってもらいたいことのひとつです。

全てを自分の手で行うのは無理なことですので、人の手を借りたりサービスを利用することに罪悪感や抵抗感を抱くことなく、積極的にそれらを活用してみてください。

アドバイス3:同じ境遇の人とネットワークを作る

今ダブルケアをしている方へのアドバイスとして、同じ境遇の人とネットワークを作るということも挙げられるでしょう。

一人で全てを抱え込んでしまうと心がパンクしてしまうので、孤独な状態の中から抜け出し、同じダブルケアの悩みを抱える人とそれを共有してみてはいかがでしょうか。

アドバイス4:外に出る

外に出るということも、ダブルケアラーにとって必要なことです。

育児や介護でずっと自宅にこもらざるを得ないのは十分に理解できますが、それをずっと続けていると心が病んでしまうので、たまには家族や周囲に育児・介護を任せて自分だけの時間を作り、外に出てリフレッシュをすることも大切でしょう。

悩んでいる人は施設や地域のサポートをうまく利用しよう

今回はダブルケアについて特集してきましたが、いかがでしたでしょうか。ダブルケアラーにとって一番いけないのは孤独な中一人で悩みを抱え込んでしまうことですので、家族や周囲に助けを求めたり、施設や地域のサポートを活用してみてください。

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