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整体と整骨院の違いと症状別の選び方

初回公開日:2017年09月27日

更新日:2017年09月27日

記載されている内容は2017年09月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

整体院、整骨院、カイロプラクティックなど体の治療をするところは街にたくさんあります。整体と整骨院の違いがわかりますか?なんとなく同じような印象を持つかたも多いと思います。ここでは、体の痛みや不調が起きた時にどの治療を行うのが一番いいのか解説します。

整体と整骨院の違いと症状別の選び方

整体と整骨院の違いは?

腰痛や関節痛など体に痛みの症状が出たときどこで治療するのが一番いいのか判断に迷うことがあります。たとえば「整体」と「整骨院」の違いです。

痛みの治療をする場所は「整体」「整骨院」「カイロプラクティック」「マッサージ」「整形外科」などいくつもありますが、それぞれに「得意な治療」と「不得意な治療」があるのをご存知でしょうか。

治療の得意、不得意のほかにも違いがあります。健康保険が使える所と使えない所がある、治療方法で法律的に可能な場合と不可能な場合がある、などです。

抱えている痛みに合った場所を選ぶのはとても大切です。できれば今ある症状の治療が得意な所を選んで効率的に治療する方が良いと思います。

整体とは?

整体院の治療は、体の硬くなっている筋肉や筋をやわらかくしたり、バランスの崩れている部分を整えたりして全身を見ながら治療を進めていきます。そして本人の体の「自然治癒力」を引き出して根本的に症状を改善するという考え方です。

一回の治療には30分から60分ほどの時間をかけてじっくりと施術します。医療機関ではないので、レントゲンを撮ったり投薬治療はできず健康保険も使えません。そのため、ある程度の治療費がかかります。

整骨院との違いは、「筋肉」「骨」などのように体の部分を治療するのではなく体全体のバランスを整えることが中心の治療ということです。

整骨院とは?

法律的には「柔道整復師」という資格を持っていれば整骨院を開くことができます。健康保険も使えますが、整形外科と違うところは健康保険適用の範囲が限られている事です。

整骨院で健康保険が適用されるのは「骨折」「脱臼」「打撲」「捻挫」「挫傷」のみです。慢性の肩こりや腰痛などの症状は実費の診療となります。

もうひとつ整形外科と異なることは、整骨院の治療は「電気治療」や「湿布」などの対症療法が主なものなので、痛みの原因を直接把握して治療するわけではありません。

整骨院に2週間ほど通って治らない場合には、原因をつきとめるために整形外科で検査を受けるか整体院での体全体の治療に切り替えてみるのもひとつの方法です。

この症状は整体?整骨院?

腰痛、肩こりなど症状は同じでもその原因は人によって様々です。まずは原因をつきとめる事が一番ですが、原因がわかってもその後どの治療をしたらいいのか迷う方のために症状別に説明したいと思います。

ここでは「整体」か「整骨院」かに絞って説明しますが、どちらの治療も2週間から長くて数ヵ月行って何も症状が変わらなかったり悪化しているように思える時は病院での検査をおすすめします。

筋肉や関節の痛みのように思われる症状でも、なにか他の病気が隠れている場合があるからです。

腰痛

多くの腰痛はレントゲンなどの検査では原因のわからない「原因不明の腰痛」である場合が多いのが事実のようです。原因がわからない場合の腰痛は対症療法ではなかなか症状が改善しないものです。

このような原因不明の腰痛の治療は「整体院」をおすすめします。整体で体のバランスを整えるうちに腰痛が改善してくることもありますし、整体師が全身の状態を見ていくうちに悪い姿勢の癖や日常生活の動きの習慣が原因だと見極めてくれることもあります。

レントゲンなどで「狭窄症」や「ヘルニア」などのはっきりした原因が判明した場合は、急性の症状がおさまった後のリハビリの場所として整骨院を選択するのも良いと思います。

肩こり

肩こりも原因がわかりにくい症状のひとつです。慢性的な肩こりには「整体院」がおすすめです。肩こりは内臓疾患やストレス、運動不足など様々な原因がありますので今まで肩こりなどなかったのに急に方が痛くなった場合や「こり」というには痛みが強すぎる場合には病院での検査をして特に疾患のないことを確認しましょう。

明らかにスポーツによる筋肉疲労や手首の捻挫などによる肩こりの場合には、整骨院で肩こりの原因となっている捻挫などの治療をすることも考えましょう。脚の捻挫など肩から遠い場所の怪我でも、その影響で肩こりが起こることもあります。

ヘルニア(頸椎・椎間板など)

整形外科で「ヘルニア」という診断が出た場合は、急性期の痛みが治まりコルセットなどの着用が取れるころから整体や整骨院などでリハビリをするのもひとつの方法です。

なぜなら整形外科のリハビリは患部周辺の狭い範囲の治療しか認められていないので、整体や整骨院でもう少し全体的なリハビリをした方が回復が早くなる場合もあるからです。

ただ、注意することは「痛みがある時期はできるだけ安静にする」必要があるので、整体も整骨院もNGです。日常生活を普通に過ごせるようになってからアフターケアのつもりで整体、整骨院で調整するのが良いでしょう。

神経痛

神経痛は整骨院はあまり得意な分野ではありません。整骨院は「筋肉」「骨」を中心に治療していくので、たとえば骨折の後遺症の神経痛などの治療は整体院をおすすめします。

整体治療は「筋肉」「骨」の他に「体の代謝」や「リンパの流れ」など体のことを総合的にみていきます。神経痛は神経の圧迫から痛みが出ることもありますが、冷えや過敏さから発症することもあるので、体全体をみていく治療法の方が向いています。

その他、ただの神経痛だと思っていても深刻な病気が隠れていることもあるので、長びく場合には病院を受診することをおすすめします。

関節の痛み

関節の痛みは整骨院の得意分野です。他に病気や怪我などの原因が無い場合はまず整骨院で治療してみるのも良いでしょう。整骨院は関節の可動域ややわらかさなどから治療すべき位置を判断して電気治療やテーピング治療、湿布などを行います。

関節痛が一箇所ではなく、たとえば両足の膝や股関節が痛い場合には整体院をおすすめします。複数個所の関節が痛い場合は体全体のバランスが崩れている可能性が高いからです。全体のバランスを整えるうちに痛みが改善することが期待できます。

繰り返しますが、どの痛みの場合も内臓疾患やその他の病気が無い事が前提です。長引く場合は病院で検査をしましょう。

カイロプラティックについて

カイロプラクティックは整体治療の一種という位置づけで考えられています。特に脊椎の治療に特化した治療法のことをさし、頸椎のゆがみやズレの治療を行います。背骨の側弯症や猫背などの治療に向いています。

「脊椎」と付随する神経に関することを相談したい場合はカイロプラクティックを訪ねてみるのも良いと思います。

整形外科について

痛みの原因をつきとめたり、手術などの外科的な治療を必要とする場合は整形外科を受診しましょう。整形外科ではレントゲン検査や牽引治療、注射、投薬治療などを行う事ができます。医療機関なので健康保険も適用になります。

本来は体に痛みが出た時には整形外科と内科で検査をして問題が無いとわかってから整体や整骨院などに通うことが望ましいと思います。痛みがとても強い場合と長引く場合は必ず整形外科や内科など詳しい検査ができる医療機関を受診しましょう。

ちまたにあふれる体ほぐしのマッサージ

最近、あちらこちらで見かける「クイックマッサージ」「リラクゼーションマッサージ」などは、治療というよりもどちらかというと「リラクゼーション」が主な目的です。

ストレスによる慢性的な肩こりや、仕事疲れによる腰痛などは筋肉をほぐしリラックスすることで回復が期待できることもあるので、このようなマッサージが効果的な場合もあります。

特に体に問題が無い時にこのような体ほぐしをすることで、腰痛などの予防効果が期待できます。

整体や整骨院を適切に使って効果的な治療を!

整体院と整骨院はその特徴によって、治療に得意分野と不得意分野があります。ここまでその違いを見てきましたが、ご自身の症状はどこの治療が適切かを判断しましょう。

症状に合った治療をすれば、治療効果もより早く感じることができます。遠回りをしないためにも、自分の症状に合った場所で治療していきましょう。

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