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大統領と首相の違い・各国の場合・仕事の内容

初回公開日:2017年09月14日

更新日:2017年09月14日

記載されている内容は2017年09月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

大統領と首相の違いが気になったことはありませんか。主に役割が違うと言われていますがどんなところに違いがあるのでしょうか。この記事ではそれらの違いを他の国の場合も含めながら紹介します。大統領と首相の違いが知りたい方は、ぜひ読んでみてください。

大統領と首相の違い・各国の場合・仕事の内容

大統領と首相の違いとは?

大統領と首相の制度の違いって?

大統領がいる国では大統領制とよばれる国民が直接選んだ国家元首が国の有数になるのに対して、首相がいる国では議院内閣制とよばれる国民が選んだ国会議員が選んだ首相が行政の有数すなわち国の有数になります。

大統領制は、国民が大統領選挙人選び、大統領選挙人が大統領を選出します。国会議員と大統領を兼任することができません。またこの制度は、行政である大統領と立法である国会議員の区別がされていること、議員や大統領の双方を国民が選ぶことにより国民の意見が政治に反映されやすいことです。デメリットは、大統領と国会が区別されているため、意見の対立などからその機能がマヒしやすいことです。
議院内閣制は、国民が選挙で国会議員を選び、国会で過半数になった与党の代表者が首相となります。与党の中から首相を選ぶことにより与党との意見の対立が少ないので機能のマヒを防げることがメリットで、国会の多数派の意見に対して反対することが厳しいので大胆な方針を出しにくいのがデメリットになります。

すなわち、大統領と首相の違いには国家元首であり国会と区別されているか、与党とのつながり、大統領と首相の選出方法の違いなどが挙げられます。

大統領と首相権限の違いって?

アメリカの大統領制を例に挙げて見て行きます。アメリカの大統領はすべての権限が大統領に集まっているというわけではありません。宣戦布告権などがその一つです。国民から直接選ばれるので議会に対して責任を負わずに大統領の職務を全うします。

しかしながら、立法権を持たないので、議会が作成した法律に従い行政権を行使します。この法律に拒否権を持ちます。また、予算は議会が作成し、大統領は予算教書を議会に告げるのみで議会の解散権を持ちません。

日本の議院内閣制を例に挙げて見て行きます。アメリカ大統領制とは違い、首相は国会に対して責任を負い、予算も行政が予算案という形で国会に提出します。また、解散権は首相がもちます。これらが大統領と首相の違いです。

大統領と首相両方ある国はあるの?

世界には、大統領と首相の両方いる国があります。それは、ドイツ、ロシア、フランス、韓国などで権限は国によって異なっています。大統領と首相の権限の違いがある国が多く、例えば、ドイツだと大統領が象徴的な存在で実質的な権力を持つのが首相になっています。つまり、大統領よりも首相の方が権限が強いのです。

フランスは内政を首相が担当し、外交を大統領が担当します。つまり、大統領と首相の両方が政治的権力を持ちます。このように国によって、大統領と首相の役割や政治的権力の違いがあります。

各国は大統領?首相?

EU

まずイギリスは日本と同じ議院内閣制を採用しているので首相が有数であります。大統領はいません。この議院内閣制はイギリスで発展したもので、日本もこの制度を採用しています。日本のものと違う点は、日本でいう参議院である上院は、聖職者や貴族の中から首相が推薦した人をイギリス国王が任命することです。

次にドイツは首相が政治権力を持ち、大統領が形式的なリーダーであります。いわゆる大統領が国家元首で、外交儀式や首相・外交官の任命、条約の締結などの仕事をします。国会議員や州議会議員による選挙で選ばれます。

次にスペインは、行政の有数が首相であるが大統領は存在せず、国王が国家元首と軍の最高司令官を兼任します。国王の推薦を受けた多数党の有数が下院で信任投票を受けることで首相へ就任します。

ロシア

ロシアは国民による直接選挙で選ばれた大統領と、その大統領によって任命された首相がいます。つまり半大統領制を採用しています。大統領の任期は6年で2期まで務めることができます。首相任命権や内閣不信任決議の却下する権利、軍の指揮権や議会によって可決された法案の拒否権などを持ちます。

首相は大統領によって任命された後、国家会議より過半数を得てから就任します。もしも過半数が得られなかった場合は、再び違い首相を任命しなければなりません。また、ロシアの首相は、政府幹部会で議長を務めることやロシア連邦政府の代表を務めることなどが主です。

韓国

韓国は直接選挙で選ばれた大統領と、その大統領が任命した首相がいます。憲法・法律違反などで責任を取って辞める以外は、大統領は議会に対して責任を負わず、アメリカ大統領と違い再任することが禁じられているのが特徴です。

また、外交や宣戦布告、予算の提出や国軍統帥権など様々な権利を多く持っています。国務会議は大統領が議長、首相が副議長となって運営されます。この会議で決まったことに対して大統領は拘束されません。

韓国の首相は、大統領により議会の同意を受けて任命され、その首相が30人までの国務委員と呼ばれる国務大臣を任命します。この首相は国会議員でなくても良いという、国務委員と首相は国会議員と兼職できるわけです。つまり、韓国の首相は大統領を補佐する役目であります。

イタリア

イタリアは間接選挙で選ばれた50歳以上の共和国大統領が国家元首であり、閣僚評議会議長と呼ばれる首相が行政の有数として統括するものです。

大統領は合計1000の両議院議員とそれぞれの州の代表者3名から投票されます。また、イタリアの大統領は議会と内閣の決定に基づき形式的な権限を使うだけですが、首相を任命したり議会を解散させる権利を発動することもできます。いわゆる政治に口を出さない大統領というわけです。

首相は行政の有数であり大統領に指名され議会に承認されることで就任します。イタリアには大統領がいますが、議院内閣制も採用しており、首相は議会に対して責任を負います。つまり、議会に信任を受けていなければなりません。

ウクライナ

ウクライナでは大統領と首相の両方がいます。いわゆる大統領制と議院内閣制が合わさった反大統領制を採用している国であります。

大統領は任期が5年であり、国民投票による直接選挙で選ばれます。ウクライナには副大統領がいないのでもしも大統領の席が空席となった場合、首相が代わりに権利を行使します。首相の任命には最高会議の承認が必要であり、これが決めた内閣総辞職などに関する決議は、大統領に対して強制力を持ちます。また、他の大統領制の国々と違う点は、最高会議の解散権を待たないことです。

首相は大統領に指名され、最高会議の過半数の同意はあって任命され、他の国務大臣も任命します。活動プログラムの履行や省庁の再編を大統領へ提案、内閣の業務指導などが仕事であり、新しい大統領が選ばれると内閣は総辞職をしなければなりません。

エジプト

エジプトは直接選挙で選べら他大統領が国家元首であるとともにエジプト軍の最高司令官であり、立法と司法、行政の三権で大きい権力を持ちます。任期は4年であり、3選は禁止とされています。首相は存在せず、約3年間ずっと同じ大統領という独裁政治の状態が続いたこともあったり、軍によるクーデターが起きたりと安定しているとは言えません。

大統領と首相の仕事とは?

日本の首相とアメリカの大統領を例に挙げて、これらの仕事についてまとめてみました。

任期

日本の首相の任期は、最大で4年です。これは衆議院議員の任期と同じであるからです。しかし、具体的な条文があるわけではありません。また、憲法70条には「衆議院議員総選挙の後に初めて国会の召集があったときは、内閣は総辞職しなければならない。」とあるので4年を超えることはなく、再選禁止の条文もないので、指名を受けられる限り続けることができます。

アメリカの大統領の任期は4年で3選禁止の2期までで、引き継ぎの任期を含めて10年未満まで務められます。期間をおいても再び大統領にはなれませんが、6年以下の任期であったような場合は3期目も務められるという例外もあります。基本的には4年の任期で2期までしかできません。

公邸

日本の首相が住む公邸は「総理大臣公邸」といいます。ちなみに、「官邸」は首相が公務を行う場所であり「公邸」は住むところなので間違えやすいです。首相の在任中に公邸に住むか否かは歴代の総理大臣の判断によるものですが、公邸ではなく私邸に住む場合、危機管理の問題が発生する可能性もあります。

アメリカの大統領が住む官邸兼公邸は「ホワイトハウス」といいます。その中に大統領とその家族が住む公邸や会見を行ったり晩さん会や調印式などを執り行うエグゼクティヴ・レジテンスに住んでいます。

大統領とその家族が暮らす公邸や会見・晩餐会・調印式などを行うエグゼクティヴ・レジデンス

出典: http://ichiranya.com/society_culture/085-official_residen... |

年収

日本の首相の年収の平均は、3024万円です。月収にすると約200万円が首相の年収になります。他の国の首相の年収と比べると、安くはないですが高くないです。2014年まではボーナスも含めて約4000万円ほどの年収でしたが、2011年の東日本大震災の復興のための財源を確保するために、2014年の年収を約30%カットしました。財源を確保するために首相の年収をカットするということがあります。

アメリカの大統領の年収の平均は、オバマ大統領の時が40万ドル(日本円で約4347万円)です。ちなみに現在のトランプ大統領は1ドルしか受け取らないとの声明を出しているのでオバマ大統領の時とは年収が変わっていきます。

役割

日本の首相の役割は4つあり、1つ目に国務大臣の任命です。国会の内閣総理大臣を決める選挙で指名を受けた内閣総理大臣の就任内定者が国務大臣を、与党内の派閥や派閥からの推薦枠などからバランスを考えて決めます。

2つ目に法案の提出です。今の日本にどんな法律が必要なのかを考えて国会へ提出し、可決を目指すのも仕事です。3つ目に外交です。アメリカと在日米軍について話し合ったり、国際問題などが起きた時に他の国と交渉することもあります。4つ目に災害が起きた時に自衛隊への救助命令や関係各所への的確な指示も仕事の一つなのです。
アメリカ大統領の役割は、1つ目に行政権に関わる事を決めることです。アメリカでは行政権は大統領に帰属しているからです。2つ目に軍を指揮することです。軍の最高司令官であるため、アメリカ軍を自分の考えるまま動かせます。3つ目に外交です。アメリカにおいて外交の最高責任者を任されています。

国会の内閣総理大臣指名選挙で指名を受けた内閣総理大臣就任予定者が、与党内の派閥や派閥からの推薦枠やバランスを考慮して各大臣を決めます。

出典: http://heikinnenshu.jp/komuin/soridaijin.html |

正しい政治の知識をみにつけよう!

今回は大統領と首相の違いについて紹介しました。覚えるのが大変だと感じた方も多いのではないでしょうか。政治情勢はとても大切なもので、各国の政治体制を確実に理解しておけば、難しいことはないので、一つずつ覚えていきましょう。

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