Search

検索したいワードを入力してください

2019年10月01日

上場企業の退職金ランキングTOP10|学歴別にみる退職金の実態

上場企業の退職金についてご存知でしょうか。近年では退職金制度を見直している企業も多くあり、退職金は年々減少傾向にあります。ここでは上場企業の産別組合別の退職金ランキングTOP10、学歴別にみる退職金の平均金額などをご紹介します。

上場企業の退職金ランキングTOP10|学歴別にみる退職金の実態

上場企業

上場企業とは、証券取引所で株式を取引可能な状態にして出資者を募っている企業のことを指します。

株式を公開している企業を上場企業、いない企業を非上場企業といいます。日本には約400万以上の企業があり、そのうちの約3600社が株式市場に上場している上場企業です。

つまり、日本では企業全体のわずか0.09%しか上場しておらず、上場企業となることは狭き門であるといえます。

退職金制度

退職金制度とは、雇用関係が解消される場合に事業主から労働者へ一定の金額を支給する制度のことを指します。

「退職金制度」と一般的に呼ばれますが、正式には「退職給付制度」という名称になります。退職金制度は日本では古くから従業員の雇用確保などを目的として多くの企業が導入している制度ですが、近年では上場企業の中でも退職金制度の見直しをする企業が増えています。

上場企業の退職金ランキングTOP10

上場企業の産別組合別の退職金ランキングはどのようになっているのでしょうか。

日本の労働組合はその多くが企業ごとに組織された「企業内組合」となっており、それが産業別に集まったものを「産別組合」と呼びます。

上場企業への就職や転職を目指している人の中には、どの程度の退職金が支給されるのか気になる人も少なくないのではないでしょうか。ここでは産別組合別の退職金ランキングTOP10をご紹介します。

上場企業の退職金ランキング10位:情報労連

情報労連のモデル退職金は2045万円です。

正式名称は「情報産業労働組合連合会」です。情報通信関連の労働組合を中心に結束された組織ですが、他に情報サービス、通信建設、運輸、印刷、製造、建築、ビルメンテナンスなどの労働組合も加盟しています。

主な加盟組合は、NTT労働組合、NTT関連サービス労協、KDDI労働組合、ヤフー労働組合などとなっています。

上場企業の退職金ランキング9位:JR連合

JR連合のモデル退職金は2053万円です。

正式名称は「日本鉄道労働組合連合会」です。JRグループにおいて、最大規模の労働組織を形成している職種別労働組合です。

主な加盟組合にはJR北海道労働組合、JR東海連合、JR西日本連合、JR四国連合、JR九州連合、などがあり、JR東日本において多数派を占めるJR総連と勢力を二分しています。

上場企業の退職金ランキング8位:電力総連

電力総連のモデル退職金は2080万円です。

正式名称は「全国電力関連産業労働組合総連合」です。北は北海道から南は沖縄まで、各電力会社で結成された労働組合が加盟する産業別労働組合の全国組織となっています。他に原電総連、電発総連も加盟しています。

上場企業の退職金ランキング7位:フード連合

フード連合のモデル退職金は2118万円です。

正式名称は「日本食品関連産業労働組合総連合会」です。食品産業界最大の労働組合連合会組織で、食品産業とその関連会社の労働組合で組織され、41の地区協議会と13の業種別部会で構成されています。

加盟組合は、伊藤ハムグループ労働組合各種、キッコーマングループ労働組合連合会各種、プリマハム労働組合、味の素冷凍食品労働組合などがあります。

上場企業の退職金ランキング6位:JP労組

JP労組のモデル退職金は2290万円です。

正式名称は「日本郵政グループ労働組合」です。日本郵政グループの社員で構成された労働組合となっており、日本労働組合総連合会(連合)、全日本交通運輸産業労働組合協議会(交運労協)、ユニ・グローバル・ユニオン(UNI)に加盟しています。

単一組織労働組合としては、NTT労働組合の約18万5000人を抜き、国内最大となっています。

上場企業の退職金ランキング5位:建設連合

建設連合のモデル退職金は2301万円です。

正式名称は「全国建設労働組合総連合」です。建設従事者、職人を中心に結成された産業別労働組合となっており、建設業界で働く人の社会保障や福利厚生を充実させるために役立つ各種の事業を扱っています。

具体的には、国民健康保険、労災保険、一人親方労災、奨学基金、共済や、生活と密接に関係した事業を取り扱っています。

上場企業の退職金ランキング4位:UAゼンセン

UAゼンセンのモデル退職金は2301万円です。

正式名称は「全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟」です。民間の労働組合としては日本最大となっており、労働界全体でも最も大きな産業別単位組合となっています。

業種は繊維、アパレル、化学、工業、食品、流通、サービスなどの産業分野となっており、大手企業だけでなく中小企業の組合も多く抱えています。UAゼンセンの中でも衣料営業部門の退職金が最も高額です。

上場企業の退職金ランキング3位:全労金

全労金のモデル退職金は2600万円です。

正式名称は「全国労働金庫労働組合連合会」です。北海道から沖縄まで、全国の労働金庫とその関連会社、全国労働金庫協会(労金協会)、労働金庫連合会(労金連)で働く労働者を組合員とする労働組合で構成する連合会組織となっています。

上場企業の退職金ランキング2位:紙パ連合

紙パ連合のモデル退職金は2887万円です。

正式名称は「日本紙パルプ紙加工産業労働組合連合会」です。紙パルプ・紙加工産業の労働者が組織している労働組合の連合会となっています。

加盟組合は、日本製紙労働組合、王子製紙新労働組合、東京製紙労働組合、関西パック労働組合などがあります。

上場企業の退職金ランキング1位:JEC連合

JEC連合のモデル退職金は最高で3088万円です。

正式名称は「日本化学エネルギー産業労働組合連合会」です。化学エネルギーに関連する労働組合を中心に結成されています。JEC連合の中でも石油元売りなどが加盟する「石油部会」が最も高額となっていました。

加盟組織には、全日本塗料労働組合連絡協議会、関東化学一般労働組合、コスモ石油労働組合などがあります。

学歴別にみる退職金

学歴別ではどのくらいの退職金モデルとなるのでしょうか。

現在上場企業に勤めている人の中には、自分がどのくらいの退職金を貰えるのか気になる人もいるのではないでしょうか。退職金の計算方法は全ての上場企業が同じではなく企業ごとに異なりますが、ここでは学歴別にみる退職金をご紹介します。

学歴別にみる退職金:中卒の場合

中卒の男性の退職金は1250万円となっています。

退職金は会社の規模にも左右されるため、小規模な企業では630万、社員数1000人以上の上場企業であれば1600万というデータも存在します。

ただし、実際には中卒で正社員として雇用されることは難しいため、多くの場合はアルバイトやパートとして働くことになります。

学歴別にみる退職金:高卒の場合

高卒の男性の退職金は1420万円となっています。

小規模な企業では720万、社員数1000人以上の上場企業であれば1820万というデータも存在します。中卒と比較すると1.13倍程度高い水準となっていました。

退職金は多く場合「退職時における月給」×「就職年数」で計算されます。そのため、中卒の方が高卒より3年早く働いていても退職金に差があるということは、月給がそれだけ違うといえるでしょう。

学歴別にみる退職金:大卒の場合

大卒の男性の退職金は1880万円となっています。

小規模な企業では1230万、社員数1000人以上の上場企業であれば退職金2240万になる場合もあります。ただし、退職金は2003年から比較すると700万円以上減少しています。

近年ではどの企業も人件費の削減に取り組んでいる事から、退職金の減少傾向は今後も続いていくと予想されます。

学歴別にみる退職金:院卒の場合

院卒の男性の退職金は大卒とほぼ同じ水準となっています。

院卒は大卒と生涯収入、退職金ともに大きな差はありません。上場企業での初任給でいえば、院卒の方が大卒よりも2万円ほど高くなります。ただ、退職金の計算方法では年数が多い大卒の方が高くなることもあり得ます。

上場企業でもらえる退職金について知ろう

上場企業の規模や学歴などで退職金の水準は異なります。

退職金は、多くの上場企業で導入されている制度です。学歴や勤続年数により異なりますが、大卒や院卒の場合は1500万以上支給される場合も多くあります。

ただし、近年は退職金制度の見直しが進んでおり、減額や制度の廃止を行っている上場企業も多くあります。現在就職、転職活動中の人は、産別組合別の退職金を参考にしてみてはいかがでしょうか。

Related