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2018年12月11日

Webデザイナーのキャリアと将来性|年収や給料・就職/転職市場

ITの発達に欠かせない人々がWebデザイナーやプログラマーといった人々です。今後のWebデザイナーとして活動していく際にその将来性も気にかかるところです。将来性を持ってWebデザイナー活動をするには一体どの点に注意すればよいのでしょうか。

Webデザイナーのキャリアと将来性|年収や給料・就職/転職市場

気にかかるWebデザイナーの将来性

みなさんは、いつも仕事やプライベートで、Webサイトを閲覧していることでしょう。特に企業のものはよく整っていたり、随所に遊び心のあるものだったり、またかっこよく思える技術が使われていると感じる人も多いでしょう。

技巧を凝らしたWebサイトを作るうえで重要な役割を果たしているのがWebデザイナーと呼ばれる人々です。彼らはWebサイトに載せたい情報をWeb用のプログラミング言語(HTMLやCSS、PHPなど)を用いて構成したり、装飾や動作(たとえばカーソルを合わせると写真が横に動くといったもの)を施したりします。

また、Webデザイナーのやる仕事のうち、Webサイトのプログラミングのみを扱うプログラマーや、Webサイトのデザインの企画や作成を専門に行うグラフィックデザイナーもまたWebサイトを作るうえでは重要な役割を果たす人々です。
Webサイトそのものが今や私たちの生活に非常に身近な存在であり、これから先の時代も常に必要とされる存在です。このため、Webサイト制作にかかわるWebデザイナーなどの職種は現在も、そしてこれからも必要とされていくと考えそうですが、実際のところ、Webデザイナーなどとして働く際の将来性はどのようなものなのでしょうか?

今回はWebサイト制作にかかわる人々の将来性がどのようなものかを、Webデザイナーを中心に見ていきましょう。

Webデザイナーの就職動向について

非常に需要のあるWebデザイナー

まずはWebデザイナーの採用の状況から見ていきましょう。

結論から先に言えば、Webデザイナーは全体として慢性的な人材不足の状況といえます。それは、無理もないことで、今やWebを含めたインターネット広告というメディアはテレビに次ぐ巨大市場となってきています。当然ながら、インターネット広告はそれだけ重要性も将来性も増してきているともいえます。

そのため、WebデザイナーはWeb制作会社やWebサービス運営会社(ヤフーやグーグル、楽天など)、システム会社といったWebを専門に作る会社からだけでなく、Web業界やIT業界以外のさまざまな業界でもWeb専門担当としての需要が大きいのです。

そのため、企業の側も非常に前向きにWebデザイナーを採用する傾向にあります。また、それに応じて就職活動者の中でもWebデザイナー志望の人間も年ごとに増えてきている状況です。2016年8月時点で、大手転職サイトのリクナビNEXTの登録者だけでもWeb関係への就職を希望しているのが4万人以上といわれています。これも、Webデザイナーという職種の将来性の高さによるものです。

需要があるからと甘いわけではない採用事情

ただ、企業の方もWebデザイナーの採用には確かに前向きではあるものの、ただ単にWebデザイナー希望者を採用するのではなく、応募者の適性や素質をきちんと見ているという点が注意すべき点といえます。

というのも、2008年のリーマンショックの際にWeb業界やIT業界も深刻な影響を受けたたためです。このため、リーマン・ショック後のWeb業界やIT業界が回復基調にあるとはいっても、各企業は採用コストについては非常にシビアに考えています。いわば企業の側も将来性のことも考慮しつつも、選考に応募する人のWebデザイナーとしての素質を重視しているのです。

このため、単に将来性があるということでWebデザイナーに応募さえすれば簡単に就職できるというものでもなく、事前にきちんとした情報収集をして、自分に合った応募先を絞り込んだうえで、選考に向けた入念な準備が求められるといえます。

フリーランスとしてのWebデザイナーというキャリア

フリーランスのWebデザイナーとは?

Webデザイナーの仕事は、どこかの企業に就職しなければできるものというわけではありません。いわゆるフリーランスで活躍する人も多いのが現状といえます。フリーランスという生き方は、昨今働き方が多様化している状況の中で、仕事をする場所や時間、人間関係などに縛られたくない人や、隙間時間を活用したい主婦や学生、シニアたちが選ぶ働き方および生き方のことです。

そして、近年ではインターネット環境の整ったコワーキングスペースなどの公共Wi-Fi空間が整備されてきたこともこの流れに拍車をかけています。このため、フリーランスのWebデザイナーという立場もまたWeb業界やIT業界の今後発展するという見込みともあわせて将来性あるキャリアといわれています。

フリーランスのWebデザイナーは、自らの足で営業したり、あるいはクラウドワーキングサービスなどの方法で仕事を受注します。この場合、企業に所属している場合と違い、成果物(ここではWeb)に対する報酬もクライアントとの交渉で決めるということになります。
そして、依頼された成果物を完成させた後でメールなどでクライアントに送り、クライアントからの修正依頼に応じて微調整をこなすことで最終的に完成させて、その対価として報酬を受け取ることになります。

さらに、Webサイト制作にこだわりたい場合もフリーランスがおすすめです。というのは、Webサイト制作の企業にいるだけでは、キャリアパスによってWeb関係の制作よりもマネジメント能力が求められる職種に異動することが一般的だからです。

いろいろな点で自分のやりたいようにできるフリーランスのメリットといえます。しかし、収入はといえば年収300万円以下である場合が多いです。ただ、後述するように様々な知識や技術を身につけて、それを武器に実績を重ねれば多くのクライアントから信用を得られます。そのことがひいては年収アップにつながります。

Webデザイナーの年収とキャリアの将来性は?

Webデザイナーの年収の現状は?

Webデザイナーに限らずどんな仕事をするにも年収という問題は極めて重要な問題です。もちろん、Webデザイナーの将来性を考える上では避けて通ることのできない要素といっても過言ではありません。全体的にWebデザイナーという職種の年収は低いといわれています。具体的な数字を示すならば、おおよそ360万円(月収換算で30万円)です。

ただし、この数字はあくまでもSEO対策なども考慮できたコーディングができるレベルでの額で、HTMLやCSSのようなWebデザイン制作でも必要最低限なスキルを扱うくらいのレベルであれば月収20万円ほどとなります。

より上のキャリアで年収アップを

このため、Webデザイナーが将来性を持って年収を上げていくには、現状に満足することなく多くのWeb関係の開発技術や知識を身につけ、かつクライアントの利益を最大限に引き出すことができるように勉強と経験を重ねていく必要です。また、Web関係の資格を多く身につけることも重要といえます。そして、これらの積み重ねでWebデザイナーからWebプロデュ―サーやWebマーケッターのようなよりマネジメントの性格の強いキャリアに移ることができれば、それに合わせて年収の大幅増も可能です。

マネジメントの性格の強いキャリアで求められるのは?

ただ、これらの職種で大事なのは、仕事をしていく中でいかにして「Webサイトを運用して目的を達成する力」です。というのは、Webサイトそのものは制作された時点ではあまり価値の高いものではありません。多くの人に閲覧されたり、その中でサイトの改善や、コンテンツや広告の追加によって初めて価値が生まれるのです。

つまり、Webの制作にばかりこだわっているうちは、マネジメントの性格が強いこれらの職種に移ることは難しいといえます。言い換えれば、将来性の視点から考えて、Web制作にばかりこだわるのは賢明なことではありません。

Webデザイナーの年収の将来はどうなる?

Web業界そのものや、ひいてはインターネットが今後とも成長していくことはまず確実でしょう。今やWebそのものが私たちの生活にあまりにも密着した存在となってきているため、今後ともWebの仕事が途切れることはないといえます。

ただ、その密着している度合いが日常的なものになってきているからこそ、今後ますますWeb制作の単価も低くなっていく事も十分考えられることです。そうなれば、これまでは単にWebサイトを作っていれば最低限の年収は保証されてきたものが、今後はそれだけでは稼げないということにもなります。

将来性を持ってWebデザイナーで食べていくには?

むしろ、いまはホームページビルダーやAIの発達によってWebデザイナーでなくてもWebサイトを作ることのできる時代に突入しています。このため、基礎的な知識に基づいた仕事をこなすだけでなく、「自分にとって売りとなるような得意な技術」を磨いて即戦力になりうるような努力が必要です。

将来性を持ってWebデザイナーで食べていくのであれば、企業に所属していてもフリーランスであっても、基礎的な技術に加えて自分の付加価値を持つことが年収アップの前提となっていきます。

将来性を持ってプラスアルファで身につけるべき能力とは?

Webデザイナーとして将来性を持って活動をしていくためには、仕事の中でさまざまな技術や知識、マーケティング力を身につけていく必要があるということを見てきました。さて、そうなるとWebデザイナーが将来性を持って活動をするうえで身につけるべき能力とは具体的にどのようなものなのでしょうか?ここではそれについて見ていきましょう。

1.調査力:将来性云々以前に、もとから身につけるべき

Webデザインをデザイン力やコーディングの技術力で構築していくには、事前の準備が不可欠といえます。というのも、そのサイトを構築するにあたって、クライアントが何を求めているか、どのようなサイトを作りたいかを知ることは前提として大切だからです。ここでクライアントの要望によく耳を傾けることは大切なことといえます。あくまでも彼らの利益のためにWebサイトを作るというのが目的ということは肝に銘じておくべきです。
そして、それに加えて、クライアントの企業の歴史や風土、強み、競合他社などについても調査する必要があります。それらを良く精査したうえで、クライアントの魅力をWebサイトという形で表現できてこそ信頼されるWebデザイナーの重要な条件といえるためです。調査力は将来性を見据えて身につける能力ですが、同時に仕事の中で発揮するべき能力ともいえます。

2.ライティング力(文章力):将来性を考えるなら身につけておくべき

将来性のあるWebデザイナーになるには、単にコーディングやデザインができるだけでなく、サイトを閲覧する人たちを惹きつけてやまないようなコンテンツの文章を書く力、つまりライティング力(文章力)も重要です。サイトを見た人たちが「このサイトで紹介されている企業の商品を買おう」という気にも、あるいは、げんなりして買う気をなくしてしまうというのもライティングの文章にかかってくるともいえます。

もし、ライティング力に定評があるものと認められれば、クライアントからも所属する会社からも大きな信頼を得ることにもなり、より大きな案件に携わることも可能です。もちろん給料や報酬(フリーランスの場合)も跳ね上がります。

そのためにも、ライティング力を身につけておくことは重要なことなのです。Webデザイナーになりたてのころならば、単にコーディングだけやればいいものですが、将来性あるWebデザイナーになるにはライティング力も欠かせないスキルといえます。

3.マーケティング力:将来性を考えて身につけるべきスキルで一番大事

先ほどから何度も出てきているマーケティング力ですが、これこそWebデザイナーが将来性を持って身につけるには最も大切なスキルといえます。

Webサイトをコーディングで作るというだけならば、これからの時代はエディターやAIの発達によっておそらくWebデザイナーでなくてもできるようになってくるでしょう。しかし、Webデザイナーが手掛けるWebサイトは企業の利益を上げるためのツールとなるものです。

つまり、そこにマーケティングの知識や技術が裏打ちされたものでなければ、Webデザイナーが手掛けるにふさわしいWebサイトとはいえないうえ、クライアントもWebデザイナーに制作を依頼しようとはしないでしょう。

このため、単に作ることができるだけでなく、そのWebサイトを用いていかにしてクライアントが利益を上げることができるかというマーケティング戦略が求められてきます。だからこそ、将来性を持って身につけるべきスキルの最たるものがマーケティング力なのです。

むしろ、これから先の時代はWebデザイナーにとって必須の能力といえるかもしれません。だからこそ、マーケティング力に関しては将来性がどうとか言わずに、今から少しずつでもいいので身につけておくようにしましょう。

4.コミュニケーション能力:どの職業でも大事なもの

コミュニケーション能力はWebデザイナーに限らず、どんな仕事をしていても重要視される能力です。Webデザイナーの場合、コーディングであっても基本的にチーム単位で動きます。このため、自分がWebサイトのどのセクションの制作を担当し、進捗状況や問題点などについてWebディレクターやWebプロデューサーといったチームのチーフと綿密に相談する事も多いです。

この際にきちんとしたコミュニケーション能力がなければ将来性を持つどころか、使えないWebデザイナーの烙印を押されかねません。
そして、将来性を考えるならば、WebディレクターやWebプロデューサーといった職種に移った場合、コミュニケーション能力はなおさら求められてきます。というのも、これらの職種ではクライアントとコミュニケーションを交わし、クライアントの要望を聞くとともに提案もこなさないといけないためです。このため、Webデザイナーになりたてであろうと、将来性を考えてもコミュニケーション能力はマーケティング力並みに重要といえるでしょう。

Webデザイナーになりたい人が持っておくべきスキル

基本的に必要なスキル

今度は、Webデザイナーになりたいという人向けに、持っておくべきスキルについて見ていきましょう。なお、Webデザイナーになった後に身につけるべきスキルはすでに書いた通りです。基本的にWebデザイナーになりたての人が持っていると望ましいのは、基礎的なコーディングの技術(HTMLやCSSなど)、デザインの知識、各種の編集ツール(イラストレーターやフォトショップなど)の使い方が挙げられます。

基本的なスキルに加えて必要なもの

そして、Web関係の職種の選考では、ポートフォリオと呼ばれる自分で作ったWebサイトの作品集の提出が求められることが多いです。これらのポートフォリオで自分が現在持っている技術を最大限に使い、自分が将来性ある人物であることをアピールしましょう。

このほかコミュニケーション能力も重要です。面接では間違いなく問われるスキルですので、学生時代に磨いておくに越したことはありません。もちろん、晴れてWebデザイナーになれたとしても、それはあくまでもスタート地点であって、将来性を持ってWebデザイナーとして活躍するには、マーケティング力やデザイン、コーディング技術に関するさまざまな知識やスキルを身につけていくべきであることは先も書いたとおりです。

Webデザイナーの将来性をしっかりと理解し転職しましょう!

Webデザイナーをメインにその将来性についてみてきましたが、いかがでしたか?インターネット広告がテレビ広告に次ぐ市場規模となっている現在、Webサイトの存在は私たちの生活に欠かせないものですし、その重要性や将来性は今後とも増すといえます。

そのため、Webサイト制作にかかわっているWebデザイナーの重要性と将来性も今後とも増していく見込みです。このため、企業もWebデザイナーの採用には前向きである一方で、素質を見極めて採用する傾向にあります。

WebデザイナーにはWeb制作会社などに雇用される人もいれば、フリーランスで活躍する人もいるのが現状です。しかし、いずれにせよ、デザインやコーディングだけでなくマーケティング力やコミュニケーション能力などの広範な知識を身につけておくことこそが将来性あるWebデザイナーの条件といえます。そして、Webデザイナーとして働きたい場合は、基礎的なコーディングやデザインの知識、コミュニケーション能力を活かしてポートフォリオや面接の中で将来性をアピールしていくことが必要です。

将来性を持って活躍するWebデザイナーとは、現状に満足せず自ら進んでさまざまな技術や知識を身につけることをいとわない人々を意味するといえます。

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