昇進の挨拶の押さえておきたいポイント8つ|昇進の挨拶の方法別の例文
初回公開日:2019年10月08日
更新日:2019年12月04日
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昇進の挨拶とは
昇進は努力が認められた証です。重責を背負う反面、昇給や仕事の裁量範囲が広がるなど、ビジネスにおける自信の源となります。昇進後、スピーチ、メール、手紙など、手段は違えど決意表明を含んだ挨拶をする場面が必ずあります。
挨拶一つで、相手が受ける印象は大きく変わってきます。
役職によって違うものなのか
一般社員からチームリーダーに昇進した場合は、チームをいかにうまくまとめ、業績達成するかなど小規模な目標を挨拶に含めるとよいでしょう。
課長から部長に昇進した場合は、広い視野で、俯瞰的・長期的に、大人数に対して、大きな目標を達成するための計画など壮大なビジョンが必要です。
昇進の挨拶の押さえておきたいポイント8つ
昇進の挨拶のポイント1:感謝の気持ちを伝える
昇進は営業成績など目に見える成果を基に決められますが、それだけが要因ではありません。何よりも同僚や上司からの支援、助言などに支えられての成果で、それを認められる本人の人格も重要となってきます。
昇進の挨拶のポイント2:今後の目標などを述べる
チームリーダーであれ、社長であれ、これらに昇進した場合は、今後統率していく組織をいかに円滑に動かして、利益や成果を達成するかを目指すことに、役職の高低は関係ありません。
ただし、自分の役職に見合わない壮大な目標や、一方で高い役職に昇進したにも関わらず、小さな目標では部下のやる気を削ぐだけです。
昇進の挨拶のポイント3:今後の協力を求める
仕事は1人では成し遂げられません。目標達成のために、部署の全員からの協力が何よりも大事だということを、ぜひ昇進の挨拶の時に伝えてください。一致団結できる良いチャンスです。
また昇進に伴う責任の増大に武者震いしつつも、不安はかなり大きいはずです。まだまだ頼りない自分を支えてほしい、協力してほしいと素直に告げましょう。
昇進の挨拶のポイント4:話すスピードに気を付ける
人が聞き取りやすい速度は、1分間に300字程度と言われています。内容だけでなく話し方にも気を配らないと、伝えたいことがうまく伝わらない場合があります。緊張で早口にならないよう注意しつつ、相手が聞き取りやすい速度で話すことが大事です。
ただこればかりは昇進の挨拶の時だけ気にかけても、一朝一夕に身につくものではありません。
昇進の挨拶のポイント5:控えめな態度を心がける
とはいえ、あまり謙りすぎることも好ましくありません。ファーストインプレッションはとても重要です。また、場を和ませようと挨拶の途中にギャグを入れて、好評であればいいですが、白けるリスクを考えたら、少し堅めの内容で堅実さを強調することが望ましいです。
前任者へのリスペクトを忘れないことも必要です。
昇進の挨拶のポイント6:スピーチの長さを気にかける
短すぎるとやる気がなさそうに捉えられ、また長すぎると聞き手の集中力が切れるなど、どちらにしても、不評を買うばかりです。思いつくままにだらだらと話すことは論外です。
挨拶内容は事前に考えておくことが必要です。聞き手を退屈させず、良い印象を残せるようなインパクトのある挨拶を心がけましょう。
昇進の挨拶のポイント7:信頼を得るきっかけにする
昇進の挨拶は、今後自分の部下や同僚になる社員へのファーストインプレッションを与える場になります。この機会をぜひ有効に使うべきです。一緒に仕事をしていくうちに信頼度は高まりますが、最初から好印象であることが望ましいです。
昇進の挨拶のポイント8:職場の雰囲気を確認する
職場の社員が一堂に会する場面は、なかなかありません。昇進した本人も当然品定めされますが、挨拶する側も品定めする機会です。
社員の顔つきが暗くないか、全体的に雰囲気がだれていないかなどのマイナスポイントや、皆が生き生きとしている、オフィス内が整理整頓されているなどのプラスポイントを確認できる絶好の機会です。
昇進の挨拶の例文
昇進の挨拶をスピーチでする場合の例文
挨拶の中で前任者へのリスペクトを忘れないようにしましょう。ただしあまり謙らない注意が必要です。
最後に昇進にあたってこれからどういう活動をしていきたいかで話をまとめると、聞き手側が話の内容を理解しやすくなるでしょう。
「本日付で課長を拝命いたしました○○です。これもひとえに支えてくださった皆様のおかげです。心より感謝を申し上げます。正直なところを申しますと、このような大役を仰せつかりまして、私に大任がつとまるのか不安を感じてます。
まだまだ若輩者であり皆さんのお力添えをいただきながら、今まで以上にわが社の発展のため頑張ってまいる所存です。前任の△△さんはリーダーシップを発揮し、チームのリーダーとして信頼を勝ち得ておりました。まだまだ私には足元にも及びませんが、より広い視野を持って努力を惜しまず精進していく所存です。
課長という管理職の任を命ぜられましたからには、皆さま一人一人と密に関わりながら業務に携わっていきたいと考えております。今後とも、未熟な私にご指導ご鞭撻を賜りますよう、皆さまのご協力のほどよろしくお願いいたします」
出典: https://belcy.jp/57642 |
昇進の挨拶をメールで伝える場合の例文
最後に、これからの協力を仰ぐ文言で締めることによって、理路整然とした昇進挨拶メールになります。
件名:係長就任のご挨拶
〇〇課 各位
お疲れ様です。本日付で営業第一課の係長職を拝命いたしました山田一郎です。
この度の人事に関しましては、皆様からのご支援の賜物と感謝申し上げます。私がこのような大役を仰せつかり、嬉しい反面、責任の重さに身の引き締まる思いです。
今までとは異なる立場となるため、より一層努力を惜しまず精進いたします。微力ながら本課、会社の発展の為に尽くして参りますので、変わらぬご指導、お力添えのほどよろしくお願いいたします。
出典: https://busimana.net/1540.html |
営業部
山田 一郎
得意先に昇進の挨拶をする場合の例文
今後の意気込みに続けて、今まで以上の協力が得られるよう低姿勢に依頼することも非常に大事です。メール送信後は、できるだけ早急に直接挨拶に伺うことがビジネスとして何よりも重要です。
件名:××就任のご挨拶
出典: https://mayonez.jp/topic/2502#num_52146 |
株式会社××
××部 役職 ××様
株式会社××の××と申しまます。
平素は、多大なご尽力を(格別のご高配を賜り)厚くお礼申し上げます。
この度、×月×日付けで役職に任命されましたことをご報告申し上げます。
前任者の異動(定年退職)に伴い、私が役職を引き継ぐこととなりましたが、まだ前任者には及びませんので、××様にはご指導、ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
これまでは役職として務めてまいりましたが、何せ初めて役職を任せられましたので、何かと至らぬことも多いとは存じます。××様には、ご尽力(ご高配)を賜りますよう心からお願い申し上げます。
改めてご挨拶にお伺いいたしたく存じますが、まずはご連絡を申し上げます。
ポイントを押さえて今後に活かせる昇進の挨拶にしよう
昇進の挨拶では、感謝の気持ち、今後の目標、協力依頼を簡潔にまとめます。内容だけでなく話す態度も重要です。謙虚に、前任者への尊敬の念を抱いていることも表現します。
初めて人の上に立つ場合、以前より大きな組織を統括する場合など、重責を担うと同時に、自分の能力を試す最大のチャンスと捉え、自己アピールできる魅力的な挨拶を考えてみましょう。
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